堤未果さんの迫力ある『視点・論点』
2009年 04月 09日
引用するとしたら全てになってしまうので、是非上記のサイトをクリックしてお読み頂きたいのですが、全文をお読み頂くという前提で、少しだけ引用します。
一つは彼女が引用したラルフ・ネーダー氏の言葉
有権者は決してファンになってはいけない。候補者の魅力やスローガンに陶酔し、自分達の未来に関わる政策をよく検証せず、期待が外れたら裏切ったと言って叩く。それは間違いなのです。
あとは彼女自身の言葉。
アメリカを見ていると、民主主義とは独裁的なリーダーによって奪われるのではなく、私たち有権者が単なるショーの観客になった時、そこから崩れてゆくのだということがよくわかります。
2009年度のアメリカの軍事予算は60兆円、60兆円というお金は、現在アメリカ国内で急増している、保険を持たない国民全員に医療保険を30年間提供できる額でもあります。これを多いと感じるか少ないと感じるか?それを決める価値観は、有権者一人一人に向けられた「国のありよう」についての問いかけです。
現在急激に下がっているオバマ大統領の支持率。自分達の選んだリーダーが道を踏み外しかけていると感じる時、ただ批判して背を向けるのではなく、国の未来を共に考え、それを実現する為に数の力でバックアップしてゆく。アメリカだけでなく日本でも、試されているのは指導者よりも私達有権者であるようです。
追記:
オバマ大統領当選直後の『視点・論点』でのレポート『貧困大国の未来』
堤未果さんについてのウィキペディア記事
by bs2005 | 2009-04-09 08:03 | 忙中閑の果実