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カザフスタンから日本へのメッセージの中の言葉

「核の傘ではなく非核の傘に入ろう!」の記事の中でも触れた中央アジア非核地帯条約調印をした国、カザフスタンの外務大臣から日本へのメッセージの中にあった言葉。

現在、カザフスタンは、世界的なスケールで平和的共存の維持を目指した大規模な国際的活動のリーダーシップをとり、そのイニシアティブを実行に移しています。

こういう言葉の「カザフスタン」を日本に置き換えて、胸を張ってこんなことが言えたらどんなに良いか、、、、と思うのは、ちっぽけな愛国心でしょうか。

参考:リーダーシップについて触れたもう一つの対談記事
「世界の大変化の中で日本が考えるべきこと」 (小林陽太郎氏vs明石康氏)

小林氏の発言より:
最大の問題は、政治にかかわらず、本当の意味でのリーダーシップを持ち、リーダーとして全てを任せられる人材が、日本の中で乏しくなってきたということが、急激に見えてきたということではないかと僕は思います。(略)

あるべき経済政策というのはどういう経済政策なのか、社会政策との接点はどういうところにあるのか、問題そのものを設定する能力や、本当の問題点が何なのかを見抜く力を身につけることを、日本の高等教育がきちんと手を打ってこなかった。本当の意味でのリーダーの資格を得るための人間力とか、それを教育する高等教育がなかったということではないかと思います。


明石氏の発言より:

色んな調査結果から他国と比べて顕著に違う点は、語弊をおそれずに言えば、国民全体、特に子どもたちが「小市民的な」幸福や満足を求め、大人を越えたような疲れ方をしていることです。大きな希望とか、国の向かうべき方向とか、人類的な希望に取り組もうという意欲がなく、自身の身の回りの、家族の幸福だけで十分だという人が増えました。(略)

「世論」と「輿論」の違いということを言いたいと思います。単なる数字として現れた「世論」、これも大事ですが、これに留まらず、本当に一生懸命に物事を考えている人たちの流れといったものを「輿論」だとすれば、「世論」を「輿論」に高める努力をするべきだと思います。マスコミにすべてを任せずに、自分たちでものごとを考えていくことから始めようというのが、NPOの1つの理想だと私は思います。

by bs2005 | 2009-01-06 08:32 | 忙中閑の果実  

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