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お勧めの本

歴史には全然興味なくても英語に興味ある方、英語には全然興味なくても歴史に興味ある方、どちらにも興味なくてもアメリカ文化やアメリカ人の歴史観の形成に興味ある方、そんな方達にお勧めです。また、その全てに興味はないけれど、高学年の子供を連れてアメリカに駐在するという方にもお勧めします。アメリカに留学するという方にも手っ取り早いアメリカ文化入門書だと思います。

特にお勧めなのは、英語を教えている方々です。教材として、生徒の副読本としてお勧めできます。生徒に購入させなくても、この本の一部を使って中身の濃い良い教材が作れると思います。図書館などにも是非一冊は欲しい本です。

さて、その本の名前は『アメリカの小学生が学ぶ歴史の教科書(対訳)』(ジェームス・M・バーダマン著、村田薫編、Japan Book 出版)です。

左ページは英文、右ページは日本語の訳文が載っていますので、好きな方を読めば良いし、英作文の練習、英文和訳の練習にもなると思います。小学生向きの本ですから、簡易なとてもこなれた英語で書かれています。英語入門書としても、歴史入門書としても読みやすいです。

全部を読まなくても、自分に興味のあるところだけ歴史辞典風に読んでもいいと思います。私自身も黒人差別、ベトナム戦争、真珠湾攻撃、原爆等の興味ある箇所しか読んでいませんが、学校で学んだことよりはるかに詳しく分かりやすく書いてあります。特に現代史は学校できちんと教えてもらえなかったので、広く浅く学びたいという方には最適だと思います。

アメリカには教科書検定制度というものがありません。教科書も上から与えられるものではなく、市民が作るものという伝統があります。そういうものの中から地方自治体、個々の学校が教科書を選びます。この本はその中でも評判の良い教科書を選んでいます。

歴史はどうしても嫌いという方にはこんな本もあります。^^

by bs2005 | 2008-08-23 23:34 | 忙中閑の果実  

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