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poll

今、私はポールにはまっています。スペルはpoleじゃないので柱じゃありません。(笑) poll には、世論調査、投票結果、投票所などの意味があります。私がはまっているのは、コレです。



今、アメリカでは色々な調査機関によるどの候補者を支持するかという世論調査が刻々と発表されています。実際に選挙をしてみると、世論調査とは大違いの結果が出ることもあり、今年はそんな番狂わせが多かったのですが、それでも蓋を開くまでは、重要な情報です。それで私は毎日、数回チェックしているのです。(汗&笑)

オバマがブームになっている一番の原因は、今までの政治的駆け引きに明け暮れ、足の引っ張り合いに終始している政治のあり方を批判し、対立を超えてアメリカを良くする方向に、皆で一緒に変えて行こうという訴えがアピールしているからです。多分、日本でも彼のようなことを言う若々しい清新な政治家が出てきたら、同じように大人気になるのではないでしょうか。

経験不足、未知数等の不安はありますし、正直、実際に大統領になったら何かで大失策をおかしそうな不安は否めませんが、私が彼の中に見る魅力は、上記のこともそうですが、今までの政治家には見ることが出来なかった視点が見られるからです。

メキシコとの国境問題が、安全保障、国内経済の問題等で散々問題になっているのですが、彼は国境を守ることだけを論じるのではなくー勿論、それも大きく取り上げていますがー国境の向こう側、つまりメキシコにある貧困の解決も論じているのです。

それが越境の原因を作っているわけなのに、そちらへの援助の問題をあまり他の政治家がきちんと取り上げたのを私は聞いていないのです。まさか皆無ではないでしょうが、ヒステリックに越境は困るというトーンばかりを耳にしてきました。

また、テロ問題への断固とした対処を彼も訴えますが、同時にテロの背景に貧困があることも彼はちゃんと語ります。相手の立場に目が向けられる、そこが私が彼に魅力を感じているところです。今までのような全て「上から目線」で、アメリカ中心の立場で見ていない感じを受けます。

政争の中では、そういう彼のあり方は、考えが甘いとか、国際政治の苛酷さが分かっていないとか、批判も厳しいのですが、今のままのアメリカのアプローチを変えるには、彼のような政治家が、全然違う視点をアメリカに伝えていく必要があり、たとえ大失策は犯したとしても、それを超えるものをアメリカに与えてくれるのではという期待を私は捨て切れません。私がヒラリーを嫌いなのは、彼女が何から何まで「上から目線」でものを見るからのように思います。そういう目線をアメリカが捨てることが、世界にとっても今何より大事なことのような気がするのです。

国政は賭けで決めてはならないとは分かっていても、既存のものにもう期待を持てなくなったアメリカ人の閉塞感、そんなものも私は毎日のpollに感じてしまうのです。

by bs2005 | 2008-02-24 05:20 | ドラマ・ド・オバマ  

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