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「最小限の手間で最大限の政治的効果」を挙げられるのが日本攻撃

伊勢崎賢治さんの記事、是非ご一読を。



安倍さんの退陣騒ぎで、アフガンの人には知られていなかった自衛隊の給油によるアメリカへの軍事協力が広く知られ、日本が中立の国として見られなくなった今、日本はテロリストの最も手近なターゲットになっているだろうということを、冷静な現地分析の上に書いています。

日本を攻撃することは「最小限の手間で最大限の政治的効果」だから、テロリストの基本的発想として今の日本を狙うだろうと。私も今まで同じようなことを書いて来ました。日本は最も狙いやすく、効果を挙げやすい、と。国民が真剣に考えないと、政治家の無能を嘆くだけでは済まなくなると思います。

政治家の無能と言えば、小沢さんのISAFというのもそもそも国連の活動を全く誤解しているそうで、それを詳しく書いてあります。伊勢崎さんは同時に、日本だからこそ出来る、日本にしか出来ない平和的仲介の道が他にあることを具体的に書いています。民主党はこういう人からもっと勉強して、真剣に取り組んできちんとした対案を出して欲しいです。


いせざき・けんじ●1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとしてアフリカ各地で活動後、東ティモール、シェラレオネ、アフガニスタンで紛争処理を指揮。現在、東京外国語大学教授。紛争予防・平和構築講座を担当。著書に『東チモール県知事日記』(藤原書店)『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)などがある。

by bs2005 | 2007-10-18 02:23 | 忙中閑の果実  

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