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やはり、、

必修科目のことが話題になったとき、マスコミや一般の論調に何か違和感を感じた。それで、大分、それに引きずられたものではあったが、私なりにその違和感の表明を記事でも書いた。

論点は違うのだけど、この精神科医・斎藤学さんの「国家と教育」という記事を読んで、自分の抱いた違和感の出所がここにあったのかもしれないと思った。あの頃のマスコミの一般的論調、野党を含めた政治家の論調とは全く違う論点からのこの記事を、是非読んで頂きたい。



先日の教育法改正の強行採決へも深いところで繋がってくる問題だと思う。今、日本は私達が思うより遙かに速い速度で、戦前の、国家が有無を言わさず統制した時代に戻りつつあるのかもしれない。それが日本の国民に強いたものをもう一度しっかり思い起こす必要があるだろう。

私は右でも左でもない。普通の人々が主体であり、主人公であるべきだと思っている。そういうものを押しつぶすような動きには危惧を覚えざるを得ない。もう絶対に普通の父、兄、弟、息子が戦場に無理やり引きづり出されたり、乳飲み子を抱えた普通の母達、普通の子供達が戦火の下を逃げ惑うようなことを繰り返してはならない。

ワーキング・プアの問題のように、真面目に働いている普通の人の生活が立ち行かないなどということを許してはならない。

その意味では与党よりも、野党の方にもっと腹立たしい思いでいる。反対の為の反対、机上論、マスコミの論調に乗った感情論、党利だけの観念論、そんなものばかりを振り回して、お茶を濁してきた無責任さは許しがたい。

アメリカに来て、アメリカの政治家も大したことないなぁ~と大いに失望したけれど、二大政党による政権交代があるだけ、日本より遙かにましに思える。日本の野党は全く情けない。こんな野党しか持っていない日本の国民は、マスコミに惑わされずに、一人一人が普通の人の立場から発信して行くより他ないように思う。国民の無関心、おとなしさがこういう軟弱な野党を生み出し、支えてきてしまったのだとも思う。

別に理路整然と言えなくても、見当違いでも良いのだと思う。普通の人はそんな理論的バックグラウンドは持っていない。そういうもので収入を得ている訳でもない。日々の生活に追われている。でも、自分の肌身で感じた直感から、「本当にそうなの?」「ちょっとおかしいんじゃない?」「何か変」という声を上げて行くだけでも違うのだと思う。「王様は裸だよ!」と言った子供の心を大事にして行くことが、、。

by bs2005 | 2006-12-21 03:16 | TON同盟  

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