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主役と脇役

自分が自分の人生の主役であることは言うまでもないことのようだけど、本当に自分が自分の人生の主役を演じているか、時々チェックが必要だ。



親に認められたくて、あるいは人に好かれたくて、自分を偽っていたら、自分の人生の主役を人に譲っていることになる。

もう一つは自分が自分の人生の主役でも、社会の中ではどうしても主役級に目立つ人、華々しい生活や活躍をする人と、地味な脇役で終わる人と両方居る。それは誤魔化しようのない人生の真実だ。

あまり早くから主役をあきらめることもないが、ある程度経ったら、自分はどちらで行くべきなのかを冷静に見ることも必要になってくる。人には器も運もある。社会では自分は脇役だと観念しなければならないときもやってくる。だからと言って、それで腐ることはない。

お芝居だって、目立たないけど居ると居ないとでは大違いの良質のスパイスのような脇役、いぶし銀のような魅力の脇役、主役以上に魅力のある脇役、そういう脇役はいくらでも居る。

主役に生まれついていないのに、無理やり主役を目指そうとしたり、主役であるかのように装ったりしない方が良い。主役は自分の人生の主役だけに徹した方が良い。自分の人生の主役だって、完全に主役を張るのはそう簡単ではない。片手間に中途半端な覚悟で出来るものではない。そして、俳優の社会でも折々に見られるように、光る脇役に徹した人の中から遅咲きの主役をこなす人が出てくるのも、人生の妙だと思う。

そうやって社会では脇役でも、魅力のある、きらりと光る脇役になってやると覚悟を決めることは、結構素敵でかっこいい事だと思う。

by bs2005 | 2006-06-13 05:13 | 異論・曲論  

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