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どうしてこうも違わなければならないのか?

仏独が共通の歴史教科書作り 来秋採用めざし執筆始まる

akberlinさんの所でこの記事を知りました。それで即、パックン!(汗)
akberlinさん、悪しからず。有意義な情報、有難う!

両国和解40周年記念の式典で集まった高校生・大学生の呼びかけから、これが現実化されたとのことです。日本では相も変わらず、教科書問題が取り上げられているのと何て対照的なんでしょう。

この執筆過程で、お互いの立場の理解、何故ドイツはあんなに過激なナショナリズムに走ったのか、そこにおけるドイツの不満は何だったのかという事に対するフランス側(勝利国側)からの理解も深まったというのも、意義深いなと思いました。

何であれ、全ての事には原因、理由があるものです。そこまで踏み込まないと、本当に問題というのは克服できないと思います。テロにも理由がある。テロリストをいくら殺しても、理由がある限りテロは断たれる事はないように。そういう意味で、こういう過程でそこまで踏み込むのは、とても意義があると思いました。

日本・アジア諸国共同で合同の教科書を、直接戦争に携わっていない世代が、冷静に調べ、研究し、検討しあうというのは、お互いの理解を深め、戦争を二度と起こさない為にも、すごく有意義で有効だと思います。しかし、実際にやろうとすれば、殆ど不可能にも思えます。どうしてこうも違わなければならないのか、、ため息が出ます。

日米でもこういう試みがされると良いと思います。反省が必要なのは、敗戦国だけではない。何十万人の非戦闘員の一般市民を殺した空襲、原爆、そういうものへの反省が当の爆撃を担った一部の兵士達からはされていながら、一般には殆ど出てこないのも問題だと思います。こういうことを発想出来て、実現にこぎつけた独仏の若者達に、敬意を表します。

by bs2005 | 2005-08-18 23:06 | 異論・曲論  

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