新学年を迎えた子供たちに向かってのオバマのスピーチ

学校で大統領が子供達に向かってスピーチをすることを政治的と批判する人(今回の場合、主に保守派ですが)も少なくなく、当日は演説を聞かせないように欠席させるという親も居たりして、その草稿が演説前に発表されました。親はそれを読んで子供達に聞かせるべきかどうか判断して欲しいと、、。こういう所にも民主主義の精神が具体的に生かされていることを感じます。

オバマが初めてではなく少し前にはパパ・ブッシュもやっているし、内容は少しも政治的ではなく素晴らしいものです。現にいつもオバマの批判の先頭に立っている保守派の大物も、素晴らしい、是非子供達は聞くべきだと言い、息子ブッシュ夫人、ローラ・ブッシュもそう讃えました。こういう演説を聞けるアメリカの子供たち、こういう演説を出来る政治家を国のトップに持っているアメリカという国に羨望を禁じ得ません。

時間が無くてあまり中身を日本語に訳してご紹介できないのですが、興味のある方でヒアリングの苦手な方はこちらの演説草稿をお読みください。ヒアリングが得意な方はビデオで直接感動を味わってください♪

(すみません、最初のは最後が切れているものだったようです。なかなか良いのがアップされていないので、今の段階で全部が聞けるものを選びました。画像がイマイチなので、もっと良いのが出たら差し替えますが、目下はとりあえず、これで、、)




教育の重要性、与える側の責任については今までも色々な場で語ってきたオバマですが、ここでは教育を受ける当人の責任について語っています。

インドネシアに数年居た頃、アメリカの子供たちが行く学校に行かせる経済的ゆとりがなくて、お母さんが朝の4時半という働きに出かける前の時間に自分でオバマに教えていたこと、それが眠くてぼやく度に、教えるこっちだって楽なことじゃないのよと叱られた話などを語りながら、勉強をするということが大変であることへの共感を示しながらも、誰もが持っている自分の得意なものを見つけるのが教育を受ける責任であり、自分への責任であること、辛くても教育を投げ出さずに励むことの大切さ、自分を見限らないことの意義などを色々な成功者の例を引き出して語っています。

マイケル・ジョーダンが高校のバスケット部からカットされたことなど数人の成功者の不成功例を挙げ、成功者にはたくさんの失敗をした人が珍しくない、失敗しても自分を見捨てなかった人が成功するのだと語ったり、今現在、いろいろな障害を抱えて進学している子供の実例を挙げたり、と具体的で感動的です。

自分を見捨てる人間は国家を見捨てるのだ、なぜなら君達がアメリカの未来を創るのだから。自分への責任を放棄するのは国家への責任を放棄することだと語ったのも、愛国心が国の根幹にあるアメリカらしいスピーチとして印象的でした。

環境、自分の条件の悪さ、能力の限界などを言い訳にして逃げ道にしないように熱っぽく語っていたのも印象的でした。学校の関係者の方は是非翻訳して日本の子供たちにも伝えて欲しいです。オバマの演説を熱狂的に迎える子供たちを見ていると、こういうリーダーの居ない日本の貧しさを嘆かずにいられません。
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by bs2005 | 2009-09-09 09:17 | ドラマ・ド・オバマ  

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