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どこの世界も同じナノネ、、、

ジンジャーを連れて大きい池のある公園に久しぶりに行ってみた。渡り鳥がいつも来る公園だ。いつの間にか雛がかえったようで、可愛い雛を連れたカモが沢山居た。

その内の一組で池の傍に上がっていた鴨の親子(雛は5羽)。可愛いな~と思いながら近づいて行ったら、まだ数メートル先なのに、母鴨が、急に「ガ、ガ!」と叫びだし、それと共に雛たちは池に慌てて戻って、皆が池に戻ったのを確かめた母鳥は終始ガッ!、ガッ!と叫びながら、雛たちを追い払うようにして泳ぎ去って行った。

あれが緊急避難を命じる鳴き方なのかと思いながら、ふと近くを見ると4羽の雛と一緒の母鳥が居る。同じ鳴き方をするかなと思いながら、傍を通って行ったのだけど、かなり近くなっても慌てない。そのまま、こちらも通り過ぎてしまった。

さっきの母鳥は過保護の神経質な鴨だったのかな?鴨にも色々個性があるのかな?と思いながら、回りを見回してみると、雛の居ないカップルもいる。雛がたった一羽のカップルも居る。何だか知らないけれど、少し大きくなった雛の一群なのか、池の傍で池の方に足を延ばして本を読んでいる大学生の男の子の周りに集まっている一群のまだ親という感じではない、カップルではない鴨たちも居る。

鴨にも色々な人生ならぬ鴨生があるみたいだな~と思いながら、ふと気づいた。さっき逃げ去って行った母鳥の傍には父親らしい鳥の姿が無かった。他の鳥は大学生の傍の一群を除いて、子無しの鴨も含めてみなカップルだったのに、、、。

守ってくれる父鴨が居なかったから、彼女はあんなにヒステリックに必死だったのだな~と思った。そして父親は一体どこで何をしていたのか?どこの世界でも、家庭を省みない夫を持った母親は苦労するんだな~と同情した。そして「過保護で神経質」なんて言ってごめんね、と心の中でそっと言った。
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by bs2005 | 2011-06-24 12:42 | 能天気  

菅おろしは電力業界の陰謀?

相変わらず被災地そっちのけの政争、日本で一番低レベルのものは政治だなと改めて痛感します。

そして一番分からないのは菅おろし。菅さんが後手、後手の不手際であったことは、誰の眼にも明らかだし、原発問題を正しく処理してきたかは、20ミリシーベルト問題を初めとして大いに疑問です。でも、他の人が同じ立場に居ても、似たようなものだったのではないでしょうか。前代未聞の大天災と大人災が同時に起きた状態で、誰がまともに出来たでしょうか。

それだけでなく、有効な対案を提示できた政治家が他に居たでしょうか?菅さんが辞めて実際にこの人ならと思えるような人も居ず、居ないのみならず、誰も推薦すら出来ず、その後の展望を提示出来ない状態で、何故、「とにかくおろすこと先ずありき」という感じになっているのでしょうか。具体性がどこにも見当たりません。

経団連の有力なメンバーである電力業界、マスコミにも強力な影響力を持ってきた電力業界、長年与党として君臨してきた自民党と強力に連携し、核武装を本音とした原発推進に加担してきた電力業界、この業界が菅おろしの黒幕ではないかと私には思えてなりません。

浜岡原発を停止し、再生可能エネルギーの推進、買取りに進もうとしていること、発電、送電の分離を行おうとしていること、どれを取っても、菅さんが今やろうとしていることは、電力業界にとっては、どんな手段を駆使しても止めたいことでしょう。彼らが音頭をとって根回ししているからこその菅おろしなのではないでしょうか。

何の具体性も無いのに、ただおろすことのみが語られ、先行していることに大きな疑問を抱きます。

今回の災害対応で一番問題なのは、日本には「非常事態宣言」をする法律的根拠が無いことだと思います。アメリカならば大統領なり知事なりが、こうした災害にはただちに〔非常事態宣言」を発し、平常時とは違う迅速な処理がされます。まず法律を通してからなどということを一々やっているから、こんなに後手、後手なのだと思います。

菅さんのせいばかりではないと思うし、繰り返しますが誰がやっても同じで、それどころか谷垣さんや石原さんならもっと駄目だったでしょう。坊ちゃん政治家鳩山さんや利権に聡い小沢さんは言うまでもなく、、。

菅さんには大いに不満がありますが、それがおろす根拠にはならないと思います。被災地の対応が遅れているのを菅さんが下りないせいのようにただ煽っているだけのマスコミも電力業界とグルなのではないかとさえ思ってしまいます。どう考えても今は、首相おろしなどやっている場合じゃない筈で、被災地の対応が遅れているのはそのせいとしか思えません。

今、菅さんがおりることによって得られるものと失うものを天秤にかけると、日本の庶民にとっては失うものの方がはるかに大きいように思えて、私は電力業界への怒りを禁じ得ません。
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by bs2005 | 2011-06-24 03:40 | 異論・曲論  

震災後の日本に初めて行って

更新、一ヶ月空いてしまいました。その間、何をしていたかというと、日本に行ってました。

震災後初めて、地震が大の苦手な私は余震に怯えながら日本に向かいました。日本のイメージは悲惨そのもの、暗いものでした。周りのアメリカ人もそうでした。皆、そのイメージから、日本から戻った私にも、「みんな、大丈夫だった?どうだった?さぞ日本は暗く沈んでいたでしょう?」と心配そうに、気の毒そうに訊きます。

飛行機に乗って先ず驚いたのは、こんな時に日本行きの飛行機に乗る人はそう居ないだろうと思っていたら満席で、いつも必ず通路席を確保して行くのに、どうにもこうにも通路が取れなかった程だったことでした。みんな、そんなに気にしないで日本に出かけるのだな~と思ったのですが、成田に着いてまた驚きました。

成田で乗り換えて他の国に行く便に並ぶ列が今までに無い長蛇の列でした。日本を素通りして行く人々がこんなに多いのだ、飛行機に乗っていた人々の多くは、日本に来たのではなく、日本を素通りする人達だったのだと寂しく思いました。ここでも暗い気持ちになりました。そんな気持ちで、ただただ暗い日本をイメージしてやって来た私だったのです。

今回は娘の手伝いが主な目的だったので、あまり出かけませんでした。駅前の本屋で、原発関係の本がうず高く積まれ、飛ぶように売れていることを想像していたら、その関係の本を探すのに苦労して、やっと見つけましたが、それを見る人も居ず、その無関心ぶりに先ず驚いてしまいました。今度こそ、もっと原発への関心は深まっているだろうと思い込んでいたので。

そして、もう何年も会っていない友人と会う為に一度だけ新宿まで出かけました。こんなことがあって、人出もそんなに前ほど居ないだろうし、街もどことなく暗い不安げな雰囲気なのだろうとアメリカで思い込んでいたので、出てみてまた驚きました。以前以上の人の波。買い物を楽しむ人々、外食を楽しむ人々、思い切りお洒落をして歩いている人々。暗さも不安もみじんも感じられません。

放射線や汚染のことは心配していないのか?何とのんきに見える人々なんだろう?もう喉元過ぎてしまったのだろうか?日本人てよほど鈍いのだろうか?汚染がはっきりと眼で見えないと、こんなに何事も無かったようにしていられるのだろうか?日本人は一体どうなっているのだろう?

そんな風に感じて、アメリカで悲惨なイメージを抱いていた私は、ただただ驚いてしまいました。正直言って、その時は呆れてしまいました。親しい友人にはそういう無遠慮な感想を漏らしてしまいました。友人の一人には「本当に呑気なわけじゃないわよ」とたしなめられました。

でも、今、こうやって戻ってきて、友人のその言葉の正しさを感じています。私はあの震災の日、日本に居ず、その体験を共有していないから、深い部分が見えなかったのだろうと。原発の話を娘としていた時、「もういい」とその話を遮られたときにも、そう感じました。きっとあの経験をした人々にとって傷は深すぎて、表に表すこと自体が今は苦痛なのかもしれないと。

9・11をアメリカの地で体験しなかった人々には絶対に共有してもらえないものがあるのと同様に、3.11を日本の地で経験しなかった人間には、同じ日本人でさえ絶対に共有できないものがあるのだろう、そのことを謙虚に受け止めなければと思いました。うわべからだけでは本当のことは分からないと云う当たり前のことを忘れていたことに、気づかされた今回の帰国でした。

被災地以外での日本の様子があまりにも平常で変わらないので、日本に戻ってきた外国の人も多いとか。日本人がこうやって何事もなかったかのように暮らしていること、それは日本人の鈍さではなく、強さなのだと誇りに思い始めた私です。
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by bs2005 | 2011-06-23 14:24