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原子力情報

鍵コメさんから原子力情報資料室のニュースを頂きました。出来るだけ多くの方に見ていただきたい、広めて頂きたいということでした。今、田中三彦さんのお話が見る事が出来ます。

鍵コメさんは私の納得が行ってからで構わないと言ってくださいましたが、日頃から信頼を寄せている鍵コメさんからの情報なので、そのまま載せます。

判断も納得も読む方にお任せします。じっくり検討している時間が今無いのと、政府や東電から与えられる情報があまりにも中途半端な今、こういう情報を個々人がそれぞれの判断で検討することには意味があると思いますので、、。勝手ながら、どうぞご自分の頭で考えて、広めるべきだと思われた方はそうして頂けると有難いです。

追記:佐平次さんのブログで、原子力情報に関して色々の記事を紹介されています。動画で見るより見やすいかと思います。私のパソコンも動画を見るのはあまり良い状態で見られませんので、そういう方もおられるかと思いますし、お勧めです。
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by bs2005 | 2011-03-29 13:08  

キャンドルライト追悼会に参加して

キャンドルライト追悼式に参加してきました。会場には、色とりどりの紙が置いてあり、被災者達を励ますメッセージを書いて下さいとありました。

沢山そういうメッセージが集まって被災者のもとに届くのは、これだけ多くの人が心に留めて祈っていることの表れであり、多ければ多いほど良いだろう、書くべきだと頭では思うのですが、どうしても書けませんでした。

言葉を失う、というのはこういうことを言うのかなと思いました。書けないことに後ろめたさを感じながらも、「頑張って下さい」というのも、「くじけずにあきらめずに希望を失わずに」というのも、そうしなくても生きていける今の自分が言うことにすごく抵抗を感じてしまったのです。

そしてそのとき、痛切に胸を打ったのは被災者達の孤独の深さでした。頑張らなくては生きていけない、あきらめては生きていけない境遇に突き落とされた人々同士にしか共有できない孤独の深さ、その深淵の深さに圧倒されて書けなかったのだと今は思います。

これから私に出来ることは本当に限られていますが、せめて、その孤独への深い敬意と謙虚さを忘れずにいたいと今の私は思っています。被災地の方々、何も言葉を送れずにすみませんでした。どうかどうかご自愛ください。
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by bs2005 | 2011-03-29 12:28 | 徒然の瞑想  

Candlelight Vigil 延期のお知らせ

箱根ガーデンの情報によりますと、悪天候の為、3月24日(木)から28日(月)の同時間に変更になったそうです。天気予報では今後、十日間とも殆ど雨なので、28日も更に延期になる可能性があるので、上記のサイトでチェックしてからお出かけください。

ずっと雨の予報なのに、何も変更の話が出てこないので、テントでも張ってやるのかな~と思っていたら、やはり雨では無理みたいです。思い切り着ぶくれして行くつもりだったんですが、、。
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by bs2005 | 2011-03-23 12:01 | メッセージ  

話題の校長訓話

今、ツィッター上、感動的過ぎると話題になっているという卒業式を中止した学校の校長訓話、読んでみたら確かに感動的でした。→全文

以下、抜粋

誤解を恐れずに、あえて、象徴的に云おう。大学に行くとは、「海を見る自由」を得るためなのではないか。言葉を変えるならば、「立ち止まる自由」を得るためではないかと思う。現実を直視する自由だと言い換えてもいい。

 悲惨な現実を前にしても云おう。波の音は、さざ波のような調べでないかもしれない。荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。

 時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。自分の夢が何であるか。海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。

 いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。
 いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視することの他に我々にすべはない。
 海を見つめ。大海に出よ。嵐にたけり狂っていても海に出よ。

 真っ正直に生きよ。くそまじめな男になれ。一途な男になれ。貧しさを恐れるな。男たちよ。船出の時が来たのだ。思い出に沈殿するな。未来に向かえ。別れのカウントダウンが始まった。忘れようとしても忘れえぬであろう大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。

 鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受け身はない。

惨状を目の当たりにして、私は思う。自然とは何か。自然との共存とは何か。文明の進歩とは何か。原子力発電所の事故には、科学の進歩とは、何かを痛烈に思う。原子力発電所の危険が叫ばれたとき、私がいかなる行動をしたか、悔恨の思いも浮かぶ。救援隊も続々被災地に行っている。

世界の各国から多くの救援が来ている。地球人とはなにか。地球上に共に生きるということは何か。そのことを考える。

今この時こそ親子の絆とは何か。命とは何かを直視して問うべきなのだ。

 今ここで高校を卒業できることの重みを深く共に考えよう。そして、被災地にあって、命そのものに対峙して、生きることに懸命の力を振り絞る友人たちのために、声を上げよう。共に共にいまここに私たちがいることを。

 巣立ちゆく立教の若き健児よ。日本復興の先兵となれ。

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by bs2005 | 2011-03-23 04:47  

今、私達に出来る一つのこと

今、日本中の人々が、何かしたいと思いながら、かえって現地の邪魔になる段階でもどかしく思っておられることと思います。寄付をするのが精一杯、近くで邪魔にならずにボランティアを出来ればよいけれど、小さい子供を抱えていたり、介護をしていたり、誰もがそういうわけにも行きません。

でも、気づかれておられないことが一つあります。今まで通りに暮らし、今まで通りに被災地、特に放射能の影響を受けている土地の周りのものを買い続けることです。

放射能汚染の風評を恐れて食べない気持ちはよく分かります。政府や東電の今までしてきたことを見れば、信用する気になれないのもよく分かります。だから買ったものは食べなくて構いません。買い続けることが大事なんです。嫌なら捨てても構いません。寄付のつもりで買い続けてください。

これも大きな復興への寄付の形であり得ます。ユニクロ社長の10億円には及びませんが、日本中の人がこの姿勢を見せれば大きな金額の寄付になるでしょう。一人一人はほうれん草を買うという程度のものでも。検査に受からなかったものまで買わなくてよいのです。せめて検査を合格したものは買うという姿勢を見せてください。検査が信用ならないと思われていたとしても。

皆が日本の中で収穫されるものを恐れて買わずにいたらどうなるでしょうか。

世界中が日本人さえ怖がって買わないものを買わない、ということになるのです。今既に、こちらであれだけ同情してくれている人々も、これから日本から来るものは危ないから、日本のものは今の内に買っておくという人がかなり居ます。

悲しいことですが、これから日本の食品は、今まで中国の食品があっていたのと同じ目に合うのです。日本製品と分かれば、ぱたりと買うことをやめてしまう、、、。現状を見ていても、その動きを止めることはかなり難しいと思います。食品には留まらず波及効果を生んでしまうかもしれない。日本の経済はますます悪化します。復興はますます遅れます。

日本人自身が恐れる姿を見せてしまえば、風評は世界に広がってしまうのです。

せめて、そういう姿をあからさまに見せないでください。食べなくても構いません。買ったお金は寄付したつもりで、食品は捨てても構いません。ただ風評を恐れず毅然と買い続ける姿勢は見せてください。検査を合格したものは大丈夫なのだという自信を、見得でもよいから見せて下さい。それが今、私達に出来る一つの大きなことです。被災者達の生活の術を奪わない為にも。日本の復興の為にも。

本題とずれますが、友人が送ってくれたメールの一部を紹介します。こういう内容のメールを送ってくれた友人は多いのです。時間が無いのでまた英文のままで失礼します。

Thanks for the donation information. I will share this info.
That certainly will be most direct way to help needed people.

Our church and USA Presbyterian church organizations are
doing donation campaigns also.

Our church had a Mission (we, Saratoga Presbyterian Church, support) family in Sendai and we heard they are all saved.

Even though so many donations are pouring in from every where,
it will be a long long road to recover with strong patience from all parties,
people and government.

The whole world got to see how orderly and calm Japanese people
are and I hope we all learn a lot. We are all same human being but we can
behave differently in given situation. Think of those screaming scenes from Katrina...

Not only how great people are, how well NHK did their job in disaster like this
for quick/auto warning and continuously broadcasting with real time
information and how they are well prepared for this procedure in place... Wow!

I just saw it on TV how Korean KBS (like NHK in Korea) were talking about
reviewing their system and to learn from NHK.

I have been watching NHKWorld Live broadcast on my computer.
Just can't take eyes away, and wanting to see good/better news to
come out any minute or seconds.

I pray for young and old... to never loose their hopes.
My heart aches,  XXX

おまけ
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by bs2005 | 2011-03-22 20:26  

Candlelight Vigil on March 24th

ニュースなどでもよく出てくる、蝋燭を灯して被害者の為に祈る集まりのことをcandlelight vigil と言います。

vigil は寝ずの番という意味ですから、本来は夜を徹しての催しだったようですが、最近は必ずしもそうではないようで、今回の催しも6時半から8時までです。

シリコンバレーのサラトガ市に「箱根ガーデン」という日本庭園があるのですが、そちらでその催しが開かれます。テレビ局も来るそうなので、沢山の人が集まって祈る姿が日本の被災者にも届くと嬉しいです。

この催し、そもそもアメリカ人からの呼びかけで始まったとか。日本人主導でないのは、ちょっと残念な面もありますが、アメリカ人が率先して動いてくれたことは半面嬉しくもあります。

私のアメリカ人の友人達も寄付には続々と協力してくれているようですし、伝えられる被災者達の態度には感銘を受けてくれています。世界の他のどこでも、こういう具合には行かなかっただろうと日本人への尊敬を語ってくれる人も居て、日本人として誇らしく思っています。

先日は全くの赤の他人のアジア系の人が、私が日本人と知ると、「日本の親しい人々は大丈夫だったのか。テレビで見る度にこちらも胸が張り裂ける思いがする。何とか頑張って欲しい。ああいう中で頑張っている日本人の姿には驚嘆し、深い敬意を持っている。」と話しかけられました。こういう風に思っている人々が沢山居ることもこの機会にお伝えしたいです。

以下はその箱根ガーデンの財団理事長からの呼びかけです。ベイエリアのお近くの方は是非ご出席ください。ここ数日雨が続き寒いので、当日は防寒にはくれぐれも気をつけてください。


皆様

今回の東北関東大地震においては多くの命が失われ、多くの人々が避難所での不自由な生活を余儀なくされています。また、原子力発電所の事故に関しては多くの技術者やマネージメントの方々が日夜安全確保のために命を懸けて働いておられます。サラトガにある日本庭園を管理する箱根財団においては、キャンドルライト追悼・募金会を開催し、カリフォルニアの地から被災地の皆様に励ましの声をお伝えしたいと思います。

キャンドルライト追悼会は3月24日(木)午後6:30-8:00の間、箱根ガーデンにて行います。伊藤牧師の指導の下みなで祈りを捧げ、被災地に激励の言葉を送ろうではありませんか。入場は無料ですので、友人をお誘いの上お家族の皆様とともにご参加ください。キャンドルは当方で用意いたします。

箱根ガーデンについては下記を参照ください。
箱根ガーデン
地図

また、募金については在サンフランシスコ日本国総領事館の下記サイトを通じて送金ください。当日箱根ガーデンからも送金できるようにコンピューターの手配をしております。
サンフランシスコ領事館募金についてのサイト
(注:このサイトで見ると、領事館宛ての募金は日本赤十字社に送られるようです。先日の記事はその点間違っていたので訂正します。すみません。ただ日本赤十字は義援金とタイトルのついた募金は100%被災者に送金するそうです。支援金は違うそうです。

では木曜日に箱根ガーデンにてお待ちしております。

箱根財団理事長
松尾正人

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by bs2005 | 2011-03-22 12:24 | こんな英語表現  

FW: 福島第一原子力発電所の事故に関するメモ (放射線計測のプロからのアドバイス)

「放射線問題に関する説得力のある解説メールで長文だが読む価値あり」のメールが回ってきたと、顔の広い友人が私にも回してくれました。そのメールを回している最初の方は「読むも、読まぬも、判断お任せ!」という注つきで送っておられました。ネットの情報なので、私も真似して「信頼するかしないかは自己責任にお任せ!」します。一応調べてみたところ、こういう方が北海道大学におられることは確かなようです。内容も風評被害を拡大するようなチェーンメールとは違うように思います。全部を読むのは大変なので、とりあえず私がここはポイントと思ったところは赤字にしてあります。また、このメールは海水汚染の発表以前のものなので、それについては言及していません。

注:ご本人からメールの転送、ブログへの転載はかまわないが、原文そのままで部分だけ読むことのないようにとのご連絡があったそうなので、その赤字でポイントを提示するのはやめましたので悪しからず。



皆様

 北海道大学の金子と申します。

 今回の福島第一原子力発電所に関していくつか投稿があったので、私がビジネススクール関係の同級生から受けた質問を中心に、不要な恐怖を感じないために必要な情報をまとめたメモをお送りいたします。長文なので興味のある方のみお読みください。

 一般の方が正しい判断をしていただくために必要な情報を提供することが目的なので、直感重視で正確さには目をつぶっています。また時系列に従って書き加えていった事から、すでに心配しなくてよい事柄も含まれています。

 私は原子力工学で博士号を取っており、専門は放射線計測です。2000年に発生したJCO臨界事故当時は同じ東海村にある旧日本原子力研究所に勤務しておりました。現在、北海道大学で放射線計測関係の教育・研究をしています。

 福島第一原子力発電所の事故ですが、2011/3/18から3号機に対する地上からの放水作業が順調に進み始めたようなのでかなりほっとしております。まだ予断は許しませんが、最悪の事態は免れつつあるようです。

 内容は下記の通りです。

?放射性物質がまき散らされているようだけど、何に気を付ければよいのか?

?食べ物から放射性物質が検出されたようだが大丈夫か?

?原子炉の状態はどの程度危ないのか?

?-1 原子炉の状況について

?-2 使用済み核燃料プール

< ?放射性物質がまき散らされているようだけど、何に気を付ければよいのか? >

 風向きや天候に作用されるので非常に大雑把ですが福島県以外の方は、赤ん坊を含めてナーバスになる必要はありません。線量率が数μSv/h(新聞の表現だと毎時数μSvです)以下の所ではこの記述が適用になります。

 現在、原子炉および使用済み核燃料プールから放出されている放射性物質は131ヨウ素、133キセノンが中心で137セシウムが少し含まれます。キセノンは希ガスなので体内に蓄積する心配はありません。ヨウ素は甲状腺に集まるので、原子炉周辺にいる乳幼児や妊婦はあらかじめヨウ素剤を服用して甲状腺をいっぱいにし、放射性物質である131ヨウ素が蓄積することを防ぎます。ヨウ素剤は副作用がある事と40歳以上では飲んでも効果が無いことが知られています。素人が勝手にヨウ素剤を服用する事は危険です。またイソジン等を飲んでも体に悪いだけなのでやってはいけません。以下、ヨウ素剤に関するホームページです。

ヨウ素剤に関するホームページ

普段から我々は放射線がたくさんある環境で生活をしており、我々の体からも1秒間に4000~6000の放射線が出ています。これは食べ物によって体内に蓄積した40カリウムと14炭素によるものです。食べ物の他宇宙線や地面などから、年間平均で2.4mSvの線量を我々は浴びています。インドや中国など場所によってはこの10倍程度の放射線を浴びる地域がありますが、影響はありません。

μSvに直すと、m(ミリ)=10^-3、μ(マイクロ)=10^-6なので2.4mSv = 24000μSvになります。人間は10 Sv程度の放射線を浴びるとほぼ100%死にますが、250mSv(=0.25Sv)以上にならないと観測出来る影響が出ません。これは、このレベルになってようやく人間の放射線防御機構が追い付かなくなることを意味しており、かなり高い放射線防御機能が備わっていると考えることも出来ます。

テレビなどで報道されている線量率を見ていると、関東北部の室外で0.数μSv/h~数μSv/hまでです。仮に原子力発電所の事故が1か月続き、1μSv/hの線量率の場所にずーーーーーっといたとすると、

1μSv/h×24時間×30日=720μSv の線量を被ばくしたことになります。

線量率と線量の関係は、自動車で走った時の速度と走行距離と同じだと思ってください。時速:km/hに時間をかけると走行距離:kmになりますよね。線量率で騒いでも(瞬間最大風速のようなもの)はっきり言って無意味で、走行距離:kmに当たる線量Svがいくつになったかが重要です。

話を戻します。720μSv=0.72mSvですから、通年で浴びる分に加えて3か月分の線量を余計に浴びたことになります。直接的な影響が出るのが250mSvからなのでまあ、全く影響は無いでしょう。癌などの影響(確率的影響と言います)も実質的には無いものと考えていいでしょう。実害の無い放射線影響を心配するストレスの方がはるかに影響があるので、無駄なことを心配する事はやめましょう。

とは言え無駄な被ばくをしても得をすることは無いので具体的な対処法をまとめます。テレビでも言われていますが、基本的に花粉症対策と同じでO.K.です。放射性物質は「埃」について飛んできます。福島や茨城北部、宮城の方で気になる人は、外出する際は肌をあまり露出させないようにして、マスクや帽子をかぶるとよいでしょう。

さらに家の中に「埃=放射性物質」を持ち込まないようにすることが重要です。外から家に戻ったら、玄関の所で外套を叩いて埃を落とし、玄関に置いたビニール袋に入れるといいでしょう。次に外に出る際には袋から出して同じ服を使ってよいことは言うまでもありません。基本、「埃」なので手洗いやうがいも有効です。

叩けば落ちるし、洗えば流れるのが放射性物質です。「放射性物質=埃」と思って対策を取ってください。これらの物質は埃にへばりついているので、地面に一番多く広がっています。もし仮に線量が高い場所に入る可能性があるときは水で流して除染しやすい長靴などを履くと良いでしょう。家に入る前にザーッと水をかければ玄関を汚さずに済みます。あと、線量率が高い原発近くでは、雨が降ると埃と一緒に放射性物質が落ちてくるので、その時は外出しない方が良いでしょう。

ちなみに131ヨウ素は半減期:8.1日、133キセノンの半減期:5.2日なので、この2つは事故が収束して2か月も経つと実質的に消えてなくなります。137セシウムは半減期が30年ほどあるので大量に放出された場合、長期的にはこちらが問題になります。筑波にある産総研の測定データを見ると、137セシウムはヨウ素の3%強しか出ていないので今と同じ放出状況で終息すればまず問題ないと思います。

つくばセンター放射線測定結果

< ?食べ物から放射性物質が検出されたようだが大丈夫か? >

今日(3/19)、福島の牛乳とホウレンソウから基準値以上の放射性ヨウ素が検出されたという報道が出ました。繰り返しになりますが、今放出されている放射性物質は大部分が揮発性の高い物のみで、半減期の短い131ヨウ素が中心です。後述する137セシウム以外では131ヨウ素の半減期が最も長く8日で、原子力発電所からの放出が止まれば3か月経つと1/1000程度になり、実質的になくなります。

10半減期とすると、8日×10=80日で計算すると、1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2×1/2 = 1/1024になります。今は食品衛生法の基準を超えていますが、原子力発電所からの放射性物質の放出が停止すれば半月も経てば基準以下になり、3か月も経たずに通常の状態に戻ることが分かります。


一つ気を付ける必要があるのは半減期30年の137セシウムです。セシウムは純粋な状態では極めて反応性が高い低融点金属です。核燃料の中ではほとんど化合物を作っていると思います。先日のメールで参照した筑波にある産業技術総合研究所のデータを見ると、半減期の長い137セシウムは131ヨウ素の3%程度以下です。ここ数日の事故対応の進み方を見ると、この後、137セシウムの残留放射能を気にする必要のあるような放出のされ方はまずないでしょう。

余計な話かもしれませんが、過去の原水爆実験が頻繁に行われた1950~60年代は膨大な量の137セシウムと90ストロンチウム(こちらも長半減期)が全世界にばらまかれています。当時、東京在住者の歯から137セシウムが測定出来たと昔授業で聞いたことがあります。

ここ数日の新聞やテレビの報道を見ると、「今は基準値を超え摂取すべきでない事から一次的に出荷停止とする。ただし、原子力発電所の事故が終息すれば短期間で残留放射能の影響は無くなるので心配はない」という最も伝えるべきことが伝わっていないように感じました。

いずれにせよ、事故が終息した後、福島を中心に宮城、茨城は大きな風評被害を受けるでしょう。ひどい風評被害を目の当たりにしたJCO事故経験者として、心が痛みます。これを読まれた方は、風評被害は無知から発生することを認識していただければと思います。文部科学省も数年前からこの状今日を改善する必要性を感じ、小・中学校で放射線に関する教育を立ち上げようとしています。

< ?原子炉の状態はどの程度危ないのか? >

話を簡単にするため原子炉の話を先にやり、そのあと危険度の高かった使用済み核燃料プールの話をします。

?-1 原子炉の状況について


原子力発電所の事故として皆さん誰もが知っているのがチェルノブイリの事故です。これは黒鉛チャンネル炉という、もともと原爆用のプルトニウムを生産するために作られた原子炉を発電用に転用したものです。この炉は運転中に燃料棒を抜き差ししてプルトニウムを効率よく生産することを主目的として作られたため、事故時に放射性物質の拡散を防ぐ原子炉格納容器がありません。

チェルノブイリ原発事故は反応度事故と呼ばれるもので、原子炉の出力が急上昇したため燃料棒が融け、蒸気爆発とそれに続く水素爆発によって原子炉が内部から破壊されました。その後、黒鉛火災が発生し核分裂生成物を大気中高く舞い上げ、広範囲にわたる重篤な放射性物質による汚染を引き起こしたというのが一般的な解説です。ただし、黒鉛火災については仁科先生という炉物理の大御所が授業中否定していた記憶があるので違うかもしれません。

今回の福島第一原子力発電所で使われている軽水炉はチェルノブイリのような反応度事故は原理的におきません。例えれば、ジャンボジェット機が宇宙に行けないのと同じです。負の反応度といいますが、専門的になるのでやめておきます。

軽水炉で起こり得る最も重大な事故が1979年に米国・スリーマイル島(TMI)発電所で起きた、冷却材損失事故です。今回の福島第一原子力発電所の事故はこれです。簡単に説明すると、地震によって炉心の入っている原子炉圧力容器から水漏れが起きました。こういう場合に要となるのが、炉心を冷却するための装置(緊急炉心冷却システム:ECCS)です。今回の事故では津波のため緊急用ディーゼル発電機が全滅したために炉心を冷却するための装置を動かすことが出来なくなり、原子炉が空焚きになりました。原子炉は運転を停止しても、核燃料の中で発生した放射性物質が崩壊する際に熱を出すので冷却が必要になります。この冷却に失敗したのが今回の事故です。

炉心溶融を心配する質問を頂きましたが、今の所、1~3号機の原子炉への海水の注入は安定して行われているようなので、冷却が十分行われればまずは大丈夫です。一番重要なことは「放射性物質=核分裂で出来た物」を外に出さない事です。炉心(核燃料集合体)が融けても、一般の人への被害はまずありません。先日、WinWinで今の状態を「おなら」、チェルノブイリの状態を「うこん」をまき散らした状態と表現しているホームページの紹介がありました。

?で書いた揮発性の高い131ヨウ素、133キセノンなどはおならです(笑) うんこを外部にまき散らさないことが最重要となります。

軽水炉は原子炉格納容器(原子炉圧力容器などが入っている外側の容器。厚さ5cm程度の鋼鉄製)、原子炉圧力容器(炉心が入っている厚さ20cm程度の鋼鉄製の容器)の中に燃料集合体と制御棒からなる炉心が水の中に漬け込まれています。ネットで調べたところ、事故を起こした1~5号機のMrak1炉心は圧力容器:16cm、格納容器:3cmの鋼鉄製との事です。

圧力容器の中に水がどのぐらい入っているかはわかりませんが、圧力容器が外側からであっても十分に冷やされていれば圧力容器に穴が開くことはまずありません。当初は水蒸気爆発のリスクを感じましたが、今は安定して注水が行われているので大丈夫でしょう。海水を注入したこともあり、事故を起こした原子力発電所が2度と使われることは無いので、外にいる我々は「うんこ」が外に出なければO.K.と思いましょう。

原子炉に関してちょっと心配なのが2号機です。数日前に原子炉格納容器内で爆発があり、下の部分に破損が入ったとの情報がありました。空気が入り、水素爆発が原子炉格納容器内で発生することを恐れていましたが、あれから何日か経ったので今の所は大丈夫なようです。

あと、「3号機はプルサーマルをしているが、プルトニウムの影響は無いのか?」との質問を頂きました。原子炉は新品の燃料として235ウランを3%に濃縮したウラン燃料を使います。運転の最終段階では出力の40%程度は238ウランが中性子を吸収、β崩壊を経てできた239プルトニウムが担っています。

従って、プルサーマルだから特に危ないということはありません。プルトニウムは物質中最悪の毒性を持つという話がありますが、化学物質としての毒性を心配する必要は無く、毒性の大部分はα線の放出によるものです。α線放出物質としては半減期の短い(放射線を短時間にたくさん出す)241アメリシウム等の方がはるかに強力です。

?-2 使用済み核燃料プール

昨日から自衛隊の航空機火災用消防車を中心とした放水作業が軌道に乗り始めたようなので、だいぶホッとしました。19日19:00のニュースでは屈折放水塔車で連続注水が可能となったとの事なので、いやーーーーーっ、やれやれですね。一昨日、ヘリコプターからの放水がなかな進まない事や機動隊が水もかけずに撤退した話を聞いたときは正直「状況、わかってる? 僕が志願して水かけに行く?」と思いました。

やばさ加減ではこちらの方がはるかに上です。ここまで読まれた方は重要なのが「おなら」の臭さは我慢するにしても、「うんこ」= 使用済み核燃料(核分裂生成物)をまき散らさないことに限ることはわかっていただけたのではないかと思います。

原子炉から取り出した使用済み燃料は自分で熱を出すため、原子炉から取り出した後しばらく冷却する必要があります。発熱量は原子炉から出した後急激に下がりますが、「燃料集合体1本あたり、9か月たった時点で家庭用電気ストーブ3~4台分」とテレビで北大の奈良林先生が言っておりました。ただし、3号機では500本、4号機は1300本以上保管されていますから冷却しなければ、プールの水も沸騰します。

使用済み核燃料プールが非常に恐ろしいのは「うんこ」の飛散を防ぐ原子炉圧力容器も原子炉格納容器も無い事です。原子炉の空焚きに近い状態が使用済み核燃料プールで起き、4号機では水・ジルカロイ反応で水素爆発が発生し原子炉建屋(コンクリート厚さ:1m)が壊れました。3号機ではプールの水が沸騰し、どの程度かわかりませんが使用済み核燃料がむき出しになった可能性があります。現在(3/21)、3号機ではプールの容量の3倍程度の注水に成功したとのことです。水はγ線・中性子に対しては非常に良い遮蔽になります。放射性ヨウ素もかなり吸収されます。あとは電源系の回復とあわせて、一歩一歩事故が収拾に向かうことを祈るしかないですね。長文ご容赦ください。 以上です。


金子純一 (Junichi H. KANEKO, Ph.D., MBA)

北海道大学大学院 工学研究科
量子理工学専攻 准教授

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by bs2005 | 2011-03-22 08:37  

人災であることの証拠

既出記事の中で、この原発事故が人災である根拠の一つに当初のアメリカ政府の申し出を断ったことを挙げましたが、それについて読売がその実態を暴露する記事を出しています。読むとその内実のひどさに怒りで身が震える思いです。

枝野さんは巧みに、「内閣は関知していない」と断ったことをごまかす言い方をしていますが、正式に依頼したのがあんなに後であることから考えても、初めの申し出に即対応しなかったことは明白で、もう日本の政府や東電の説明を聞く気にもなれません。原発事故の問題が出て間も無く、アメリカのラジオ放送では「駐米大使フジサキが」と発言を引用して断ったことを報道しています。

映像も情報もCNNの方がはるかに詳しく具体的です。NHKでは全然見ない映像、情報も沢山出しています。一体、日本の報道陣は何をしてきたのでしょうか。読売も、もっと早くこういう事実を出し政府に抗議するべきでした。今、CNNでは盛んに日本の情報のあまりの不透明さ・不正確さと、誰が一番トップの責任者として判断を下し、動いているのかすら見えてこない事を強く批判しています。

そもそも事故の最初の段階での認識が甘すぎました。自分達で安全神話を信じ込んでいたのでしょうか。初めから廃炉にしていれば、ここまでの危機状況になっていなかったかもしれない。海水投入を行った今、どのみち今は廃炉しか道はないとアメリカでは報道されています。

今、「天災なのだから東電を責めるな」「人災などと非難するのはとんでもない。最前線で犠牲的に闘っている人々を応援すべきだ」という論議のすりかえが行われているようです。

私が批判しているのは最前線で戦っている人々ではありません。40年も前に建てられた原発の最悪の場合を想定した訓練が東電(東電だけでなく原子力業界全体の問題です。どこに起きても同じだったでしょうから)でも、政府(今の菅政権だけではありません。今までの全ての政権です)でも、これまで何十年も時間が与えられながら為されてこなかったことです。危険きわまりない原発の安全性を守るシステムの構築があまりにも不十分なものであったことです。

批判しているのは、最悪の事態に備えたシステムを構築してこなかったトップに居た人々です。その力を持っていた人々です。戦争と同じく、現場の人間はこういう(自分達は安全なところに居る)トップの代わりに、充分な武器も持たずに闘わされているのですから、最大の被害者は正に、今、前線で闘っている人々です。

愛社精神、愛国精神を鼓舞されて自ら応募する犠牲的精神、崇高な精神を持った人々は、こういう最悪の事態に充分な訓練を受けているとは思えません。

想定外の事態などと言いますが、未曾有の津波はともかく、原発事故としてはチェルノブイリ事故があります。あのレベルの最悪の事態に対して、どれだけの訓練をしてきたのか。机上論とマニュアル作り以上の実際の訓練をどれだけしてきたのか?とても充分してきたとは思えません。

どうしてそう言えるのかと言えば、東電がこういう人々を募集したというその事実そのものが証明しています。日頃から最悪の事態に備えた訓練を積み重ね、エキスパートの部隊を育てていれば、募集などしている暇に全国から召集して、すぐ送り込めた筈です。

こういうエキスパートの育成・組織化は、会社の枠を超え原子力業界全体が一緒にやってくるべきことだったのです。やってきていないのは、今、東電だけが必死になっていることでも証明されています。業界全体でやってきていれば今頃他の電力会社からも、とっくにエキスパート部隊を送り込めている筈です。高見の見物とは何ということでしょう!

最悪の状況に対する充分な訓練も受けずに、今、命がけで現場にいる人々の犠牲的精神は、感謝してもしきれませんが、そのことと原子力業界と政治家の怠慢を批判することとは全く別の次元のことです。崇高な彼らの為にこそ、私達は原子力業界と政治家の傲慢と怠慢が引き起こした人災であることから目をそむけてはならないのだと思います。

天災だからという言い訳は通用しないと思います。原発を作る時に、どのような天災に対しても安全であると大見得を切り、住民達を説得してきた以上、安全設計、日常の安全運営は勿論ですが、それ以上に天災時、最悪の状況にも安全を守るシステムを作り上げる義務はあった筈です。「想定外でした」では済まされないし、実践的訓練、エキスパートを育ててこなかったことはその責任を放棄していたと言われても仕方ないと思います。

政治家もこういう状態の時に、素早く効率的にどう動くか具体的に検討してきたのでしょうか?アメリカやIAEAの応援を正式に要請するのに何日もかかり、東電と政府の合同委員会の立ち上げもそれ以上に遅れた有様を見ていると、政権交代にうつつを抜かし、超党派でやっておかなければならなかった事は全く何十年もやって来なかったのだと思います。

何もかも後手後手の姿は、実践的に最悪の状況に備えるということをあらゆる手を尽くしてやってこなかったことの証明であり、ここまで深刻な事態を引き起こしてしまったのは人災といわれても仕方のない重い事実だと思います。

被災地以外同士のメール、携帯も被災地の連絡の妨害になるそうですね。ネットで書くこともそうではないかと出来るだけ記事を控えようとしているのですが、我慢しきれませんでした。ぜめて、当分、コメント、TBは閉じますので悪しからず。
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by bs2005 | 2011-03-18 10:39  

ベイエリア在住の方々へ

遠くで祖国のこの悲惨な状態をただ見ているしかないのは本当に辛いことですね。

そして日本の政府やマスコミが報道していることと、外国の報道にはかなりの隔たりがあり、初めは渦中の日本の方がより正確なのだろうと思っていましたが、経過を見ていると日に日に、日本の報道、政府発表の方が信じられなくなってきていることも辛いことです。

CNNでは今日は「Keep them honest」というタイトルの報道すらやっています。日本の専門家と日本に到着したアメリカの専門家の意見もかなり違うようです。それを全然追及できないか、全く中途半端にしか出来ない日本の報道の無力さにも、苛立ちを覚えておられるのではないでしょうか。記者会見にはその局のトップの知識を持った人間を派遣する位の知恵を働かせてもらいたいものです。

でも、どんな辛さももどかしさも、今惨事の真っ只中におられる方々の苦労には遠く及ばないのは言うまでもないことです。被害地ではない同士の間でのメール、携帯ですらも、携帯やメールの扱える量が限られている今は、励ましメールも安否確認メールも被災地の連絡の妨害になってしまうとあさイチでやっていました。

今出来ることは寄付位しか無いようです。はなはだ心もとないですが、やれることを少しでもやると気持ちは少しだけでも和らぐものです。本当に本当にちょっとの和らぎですが、無いよりましでしょう。

Red Cross (赤十字) が、アメリカ在住の方にとっての一般的な寄付先だと思いますが、他のこういう団体同様、寄付した全額が被害者に回るわけではありません。組織の運営費に回るお金も無視できません。赤十字はその比率が寄付金の中で占めるのは少ないですが。また遠く日本の寄付先に送金するのも送金手続き費にばかにならない金額がかかってしまいます。

そこで税金対策の領収書は発行してもらえませんが、今、こちらに居る日本人でそんなことを気にする人はおられないと信じます。出来るだけ全額が日本の被災者に届くことを一番に願っておられるだろうと思います。

そういう方の為に以下に寄付送付先をお伝えします。サンフランシスコの領事館に送る方法があります。ベイエリアでない方もこちらで構いませんが、お近くの大使館、領事館があれば問い合わせてみてください。

1.小切手宛先 Consulate General of Japan

  Consulate General of Japan in San Francisco
  (Atten: Japan Earthquake Relief Fund)

  50 Fremont Street, Suite 2300, San Francisco, CA 94105

2.オンラインバンキング(Union Bank)

  口座名 Consulate General of Japan
 口座番号 1040037760
   ABA番号:122000496
   支店住所:1675 Post Street, San Francisco, CA94115-3699
   電話番号:1-800-2384486

追記:領事館は日本赤十字に送金するそうですが、これは義援金なので全額被災者に送られるそうです。支援金は違うそうです。
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by bs2005 | 2011-03-18 07:32  

嬉しい記事ーSympathy for Japan, and Admiration

ニューヨークタイムズ東京支局長だった人が書いている記事です。これだけの長い文を短時間で翻訳する力が無いので、英文のままです。すみません。

Nicholas D. Kristof - A New York Times Blog
March 11, 2011, 10:33 am


Sympathy for Japan, and Admiration


By NICHOLAS KRISTOF

Our hearts are all with the Japanese today, after the terrible earthquake there – the worst ever recorded in Japan. But, having covered the 1995 Kobe earthquake (which killed more than 6,000 people and left 300,000 homeless) when I lived in Japan as Tokyo bureau chief for The New York Times, I have to add: Watch Japan in the coming days and weeks, and I bet we can also learn some lessons.

It’s not that Japan’s government handles earthquakes particularly well. The government utterly mismanaged the rescue efforts after the 1995 quake, and its regulatory apparatus disgraced itself by impounding Tylenol and search dogs sent by other countries. In those first few frantic days, when people were still alive under the rubble, some died unnecessarily because of the government’s incompetence.

But the Japanese people themselves were truly noble in their perseverance and stoicism and orderliness. There’s a common Japanese word, “gaman,” that doesn’t really have an English equivalent, but is something like “toughing it out.” And that’s what the people of Kobe did, with a courage, unity and common purpose that left me awed.

Japan’s orderliness and civility often impressed me during my years living in Japan, but never more so than after the Kobe quake. Pretty much the entire port of Kobe was destroyed, with shop windows broken all across the city. I looked all over for a case of looting, or violent jostling over rescue supplies. Finally, I was delighted to find a store owner who told me that he’d been robbed by two men. Somewhat melodramatically, I asked him something like: And were you surprised that fellow Japanese would take advantage of a natural disaster and turn to crime? He looked surprised and responded, as I recall: Who said anything about Japanese. They were foreigners.

Japan has an underclass, the burakumin, and also treats ethnic Koreans with disdain. But compared to other countries, Japan has little extreme poverty and a greater sense of common purpose. The middle class is unusually broad, and corporate tycoons traditionally were embarrassed to be seen as being paid too much. That sense of common purpose is part of the country’s social fabric, and it is especially visible after a natural disaster or crisis.

I don’t want to overdo that. Japan’s civility masks problems with bullying from schools to the work place, gangs like the yakuza rake in profits from illegal activity, and politicians and construction tycoons exchanging favors so as to loot the taxpayer. But it was striking in the aftermath of the Kobe earthquake to see even the yakuza set up counters to give away supplies to earthquake survivors. And Japan’s social fabric never tore. Barely even creased.

This stoicism is built into the Japanese language. People always say “shikata ga nai” – it can’t be helped. And one of the most common things to say to someone else is “ganbatte kudasai” – tough it out, be strong. Natural disasters are seen as part of Japan’s “unmei,” or fate – a term that is written by combining the characters for movement and life. I remember reading an ancient account, I believe from 16th century Jesuit visitors, of an earthquake devastating a village, and then within hours the peasants began rebuilding their homes.

Uncomplaining, collective resilience is steeped into the Japanese soul. We sent our eldest son to Japanese school briefly, and I’ll never forget seeing all the little kids having to go to school in shorts even in the dead of winter. The idea was that it built character. I thought it just gave kids colds. But it was one more effort to instill “gaman.” And it’s “gaman” that helped Japan recovered from World War II and tolerated the “lost decade” after the bubble economy burst in about 1990. Indeed, it might be better if Japanese complained a bit more – perhaps then their politicians would be more responsive.

One factor may also have to do with our relationship with nature. Americans see themselves as in confrontation with nature, taming it. In contrast, the Japanese conception is that humans are simply one part of nature, riding its tides — including many, many earthquakes throughout history. The Kanto earthquake of 1923 killed more than 100,000 people. The Japanese word for nature, shizen, is a modern one, dating back only a bit more than 100 years, because traditionally there was no need to express the concept. In an essay in the Times after the Kobe quake, I made some of these same points and ended with a 17th century haiku from one of Japan’s greatest poets, Basho:

The vicissitudes of life.
Sad, to become finally
A bamboo shoot.

I find something noble and courageous in Japan’s resilience and perseverance, and it will be on display in the coming days. This will also be a time when the tight knit of Japan’s social fabric, its toughness and resilience, shine through. And my hunch is that the Japanese will, by and large, work together — something of a contrast to the polarization and bickering and dog-eat-dog model of politics now on display from Wisconsin to Washington. So maybe we can learn just a little bit from Japan. In short, our hearts go out to Japan, and we extend our deepest sympathy for the tragic quake. But also, our deepest admiration.

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by bs2005 | 2011-03-16 07:53