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The most important Kennedy, the greatest senator



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by bs2005 | 2009-08-30 15:20 | ドラマ・ド・オバマ  

テッド・ケネディ 逝く

ほんの数日前にテッド・ケネディ(エドワード・ケネディ)の後任を至急知事が選ぶようにという依頼があったというニュースを聞いたとき、彼の臨終が迫っていると感じましたが、それから本当にわずかの時間で訃報に接しました。

亡くなってから、改めて彼の偉大さに打たれる思いです。

私達の世代では、彼が起こした自動車事故でのスキャンダルや、ケネディ大統領、ロバート・ケネディと常に比べられ、兄弟の中で一番能力の低いのが残った、などと公然と言われたり、という印象が強かった人で、偉大でカリスマ性の強かった兄たち以上の評価は生前、一度もされたことがないと思います。

それは大統領選挑戦での敗退にも表れていたと思いますが、今、亡くなってみて、彼が議員としての長い政治生活の中で成し遂げてきたことの多さ、大きさ、熱意、党派を超えた人を結びつけてきた能力、努力、そうしたことの凄さに改めて驚かされます。

そして、長く生きた分、実際になしとげたことの大きさは有名な二人の兄達をしのいでいたのではと思います。常に比べられ、その陰に甘んじてきた人ですが、今、彼なりに二人の兄を既に超えていた部分もあり、彼もまた彼ら兄弟の最後の幕を引くに相応しい巨星だったのだと感じています。

オバマ支持表明演説


彼が支持を表明しなければオバマの大統領当選も無かった可能性は非常に高いと思います。ヒラリーが猛反撃を開始した矢先での表明であっただけに、、。最後の最後まで大きい影響力を持った人でした。

追悼の言葉はテレビでもずっと続いています。オバマが偉大なる章の終焉という通り、ついにケネディ時代の終わりが来た感じでもあり、子供の頃、JFKに強烈に憧れ、それからずっとケネディ家の人々を見てきた世代としては感慨が深いです。

大富豪の家に生まれながら、最後まで名も無き人々に寄り添って、その痛みを自分のものとして生き抜いたテッド・ケネディ、、、ケネディ家の精神をしっかり自分の人生の核に持ち続けていた彼のご冥福を心からお祈りします。

オバマの追悼スピーチ


追記:今日寝ぼけ眼でちらりと見たのですが、ある地方紙のトップの見出しに Ted is most important Kennedy.と1ページ丸々(と言っても普通の新聞紙の大きさじゃありませんが)に書いてありました。亡くなってみると彼が40年以上も議員として成し遂げた業績の大きさに、昔は散々叩かれた彼こそが一番この国に尽くしてくれたケネディだったのだという思いを沢山の人がしているのだろうな~と思いました。
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by bs2005 | 2009-08-27 01:25 | 徒然の瞑想  

日本の風船爆弾の現代に蘇る脅威

『History Detective』 (歴史探偵)という番組で、日本の風船爆弾のことを取り上げていました。

英語ですが興味のある方はこちらでビデオを見られます。→Japanese War Baloon。読む方が良いという方は、放送原稿も上のサイトの中央下の方のtranscriptの所で、ダウンロードが可能です。

昔、その話を聞いたときに、子供心に何てバカバカしいものを作ったのだろうと思わず笑ってしまいましたが、結構アメリカに届いているんですね。そして当時の政府は、アメリカ国民にこの爆弾のことを極秘にしていたそうで、これが本土に着く前に打ち落としたり収集する任務も極秘任務で、派遣された兵士自身、あまり詳しくは知らなかったようです。

そんなに真剣に扱われていたことに驚きましたが、当時、そこまでアメリカ政府が極秘にしようとしたのは、本土に届いてそれなりの脅威を与えていると日本に思われて、風船に化学兵器を搭載されることを何よりも恐れたからだそうです。

何も知らない人がこれに触って亡くなったことがあり、それ以降、極秘にするのはやめたようですが、知らないアメリカ人の方が多いのですから、当時、実際には大した脅威にはならなかったことだけは間違いないようです。

バカバカしいアイデアと思いましたが、これにヒントを得たテロリストが生物兵器、化学兵器などを載せてもう少し精巧なものを作ったら、恐ろしいことになりますね。アメリカの山の中からやれば誰にも知られずに簡単に出来るでしょう。そう非現実的な方法でもないし、大惨事が起きて、日本の風船爆弾のせいで、、、なんて言われたくないものです。風船爆弾は日本が最初に考案したものではないようですけど、それでもそう言われる怖れは大いにありますね。

そもそも空爆という戦争手段も日本が中国に対して始めたことから多くの国が採用したそうですが、風船爆弾のアイデアもテロに利用される可能性を考えたら、子供の頃のように笑ってられなくなりました。日本は日本人が思っている以上に、ずっとずっと罪作りな先駆者と思われているのかもしれませんね。

アメリカの広大な大自然の中に人知れず落ちて今でもいくつかあるかもしれず、こんなものを見つけた人は危険だから触らずに当局に連絡するようにと番組の最後で言ってましたが今、この番組に取り上げられたのは、このことを怖れてというより、テロ絡みで利用されることへの恐怖があるような気がします。

追記2:ヒサコさんが「空爆は日本よりよほど早く、ヒットラーがゲルニカでじゅうたん爆撃を実験しました。スペイン内戦の時だから、それ以後あの手法は各国が真似ました。爆弾ー焼夷弾ー機銃掃射による住民皆殺し作戦です」と訂正して下さいました。

『戦略爆撃の思想 ゲルニカ、重慶、広島 新訂版』という膨大な本の中に書かれていることとして番組で言われていたと思ったのですが、私の勘違いだったのだと思います。(汗)確かにタイトルにもゲルニカと書いてあるから、ひさこさんの訂正が正しいと思います。ちょっとほっとしました。いつかはどこかの国がやったことでしょうけど、日本が始めたといわれるのは辛いので、、。

番組では連鎖のことを言ってたので、ゲルニカが重慶、その重慶が広島と繋がったということを言っていたのだと思います。最初の部分を忘れてました。(汗)

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by bs2005 | 2009-08-26 02:58 | 忙中閑の果実  

響さんからのレポート記事

響さんがせせらぎ美術館に行かれて、その報告記事を書いてくださいました。

以前の私の記事「無名だった日本のアンドリュー・ワイエス?」を読んで、わざわざお出かけになってのご報告です。私も半分、行った気分。響さん、有難う!

美術に興味のある方、響さんの記事、是非覗きに行ってくださいね♪
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by bs2005 | 2009-08-25 16:33 | お目を拝借  

続:まことしやかな国 ニッポン

「まことしやかな国 ニッポン」の記事で、新インフルエンザへの対応が日本のまことしやかさを如何に鮮明に表わしてしまっているかを書いた。

肝心なのは水際で感染を阻止するなどいう、まことしやかなだけで、何の現実性もない対策ではなく、感染拡大を前提にして、それへの医療体制作りに全力を尽くすべきこと、強毒化した場合に可能な限り備えるべきであることも書いてきた。

私のようなど素人の意見などいくら書いても仕方ないから、感染の専門家の記事も紹介した。こういう厚生労働省への諮問を行う人が秋の再発期での100万人の死者が出かねないという警鐘を与えていること、すでに国内に感染が広がっている現実、そういうことから、少しは再発期への医療体制への努力を払っているのかと多少の期待はしていた。期待というより祈る気持ちだった。

今までの状態から見れば期待できるとも思えなかったけれど、何しろ人命がかかっている。あの水際作戦の無効性が白日の下に晒された段階で、あれに費やした膨大なエネルギーを、確実にやってくる秋の再発への備えに多少は回してもらわなければ、とんでもないことになる。今度こそまともに取り組んでもらいたい、そう思っていた。

しかし、最近の流行の中で、政府は、国内の新型インフルに対応する医療体制の調査を始めた、というニュースを聞いて愕然とした。もうとっくにやっているべきことではないか。水際作戦をやめた時には既に始めているべきことだった筈だ。一体、今まで何をしていたのだろうか。

その上、最新のニュースを聞くと、新型インフルのワクチンの国内生産の不足分は輸入するつもりだという。その場合、日本ばかりが大量に輸入したら国際非難を受けるかもしれない。輸入した中から途上国にも回すべきだろう、などという議論を紹介している。輸入するとしても質が問題だとも心配しているという。

一体、どこの国がこのワクチンを輸出すると思っているのだろうか。質が良かろうが悪かろうが、どこの国でもよその国に回している余裕は無い。どこの国でも圧倒的に不足している。それでも回すとしたら、医療設備の徹底的に遅れている途上国にだけ、上げたくはないけれど人道的な理由から仕方なく回す、それで精一杯だろう。

一体、どこの国が自分の国でも作る力のある国に輸出したりすると思っているのか。医療の最も進んでいるアメリカだって圧倒的に不足している。自分達が貰いたい位なのにそんな酔狂な余裕は無い。新型インフルの強毒化、強毒化しないにしても秋以降冬に向かっての圧倒的流行に対する認識が甘すぎる。

どの国も自分の国の国民を守るのに必死でそれだって覚束ないというのに、自分で自分の国を守るべき先進国なのに怠惰故に守りきれない国まで、誰が面倒みるというのか。自分の国がよその国にそんなことをすることを許す国民は居ないだろう。居るとしたら、その薬がそもそも効果の甚だしく疑わしい頼りにならない怪しげな薬で、よそに上げても痛くも痒くもない場合だけだろう。

輸入は国からではなく製薬会社からだから、などと思っているのだろうか。この薬に関しては多分政府が介入して輸出は許可しない位のことはするだろう。そうしなければ自分の国を守れないのだから。たとえ政府が介入しなくたって、自分の国をないがしろにして、よその国に輸出する製薬会社は無いだろう。そんなことをしたら四面楚歌の非難を浴びるに決まっている。それ位の目先は効くだろう。

大量に輸入すると国際批判を受けるかも、などという心配は無用だ。そもそもそんな輸入は出来っこない。輸入できなくても、圧倒的に足りなくても、自分の国の分を途上国には多少は寄付しなければならない。そうしなければ国際批判を受ける、それが今の日本の立場だ。先進国を日ごろ自負しているなら、助けるべき立場としてのプライドを持つべきだ。

よほど幸運に恵まれて、どこかのお人よしで寛容な国が日本に多少の輸出をしてくれるという奇跡のようなことが起きたとしても、その量はごく僅かだろう。限られた量の中から日本にだけ回す義理のある国なんて無い。多量に輸入したら、、なんて心配するには及ばない。相変わらず、何とまことしやかな、能天気な心配をしているのだろうか。どこまで依存した甘ったれた国なのだろうか。



追記:こんなときに、圧倒的なワクチンの量を生産して途上国を初め、世界に貢献して、日本が世界に無くてはならない大事な国であることを示す。それが日本を守る道だ。北朝鮮からの核の脅威に対してだって、拉致問題だって、世界を味方につける絶好の機会だ。核武装だの軍備強化だの考えている暇に、本気でワクチンを作って、量はそれでも足りなくても、途上国に回す量はどこの国にも負けない位できたら、日本の存在感は全然違ったのに、、、なんて夢物語を考えてしまう、、、(涙)

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by bs2005 | 2009-08-25 15:46 | 異論・曲論  

私たちの責任

既に日本では放送済みの『日本海軍 400時間の証言』(三回シリーズ)の第一回を昨日見ました。本質的にはやはりそうだったのかと思うことばかりで意外な内容ではありませんでしたが、事実として、またその歴史に直接関わっていた当事者達の証言としての重みには見逃せないものがありました。

中学などでの必修教材に是非使って欲しいと思います。見逃した人がもれなく見られるように何度でも再放送してもらいたいですし、日本人全員必見の番組だと思います。単に過去の反省としてのみでなく、本質的な日本のありかたは今も全く同じだからです。

また、あの戦争は侵略ではなかったとか、自虐史観だという人々が持ち出している論点がそもそも筋違いの、歴史に淫する論議でしかないことも明らかにしていると思います。

国民をあれだけ無駄死にさせてしまった、全く無謀な戦争に突っ込んだ大局的視野の無さ、それをあそこまで引きずらせてしまった長期的展望の無さ、犯罪的な無責任性、庶民・家族の命の徹底した軽視、問題はそこにあります。そしてそれは明らかに今の日本にも見られるものです。

戦争は常に何らかの正義を旗印に始められます。どのような利害が絡んだものであれ、常に双方に正義はあるのです。ベトナム戦争、イラク戦争、全て例外はありません。ナチスを打倒できたということが、アメリカの戦争の正義と意義への執着の根源にあるようですが、それ以外に何も解決したことはない、ベトナム戦争、イラク戦争のみならず、テロ戦争のアフガンしかり、、、アメリカ人もそのことにはそろそろ気づき始めています。

過去の戦争に正義があったか無かったか、、なんていう議論は全く不毛の自己満足を求めたものにしか思えません。戦争は決して本質的解決手段にはならず負の連鎖を築くものにしかならない、そのことの徹底的理解が今一番肝要なのです。

最後に、この番組の進行役を務めた取材デスクの小貫武さんの言葉に心から共感しましたので、ここに引用させていただきます。

それぞれの仕事に埋没し、国民一人一人の命が見えなくなっていった将校達、その姿勢は海軍あって国家なし、と言わざるを得ません。そうした内向きの姿勢は、戦後になっても続き、反省会の元将校達はその記録を公開しませんでした。しかし私は彼らを一方的に非難することに躊躇いを感じてしまいます。

縦割りのセクショナリズム、問題を隠蔽する体質、ムードに流され意見を言えない空気、責任の曖昧さ、元将校達が告白した戦争に至るプロセスは、今の社会が抱える問題そのものであり、私自身もそうした社会の一員であるからです。

元将校達は二度と過ちを犯さない為に反省会を始めたと語っていました。彼らの言葉を真の教訓として行ける社会でなくてはならないと強く感じました。それが余りにも多くの犠牲者を出したこの国に生きる私たちの責任だと思うのです。



それぞれが、それぞれの場でひとりひとり確実に、この責任を担って行きたいものです。
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by bs2005 | 2009-08-25 03:01 | TON同盟  

「創造的英会話を目指す方に」

最近、続けてチャーリー・ローズの番組からのご紹介記事を書きましたが、彼はアメリカでは大変尊敬されているジャーナリストですが、日本ではそれ程知られていないと思います。

何を隠そう、アメリカに住む私もヘンリーさん(素晴らしい記事を書かれていたブロガーですが、潔くそのブログを閉じておしまいになりました。今でも残念です)が、とても好きな番組と教えてくださるまで知りませんでした。彼は知的な人々の間では有名だったのですが、私は何しろ知的ではなく「痴的」の方なので、、、(汗)

教えて頂いた当時はオバマの選挙報道の方に夢中で、ちらりと見てそのままになっていました。最近、何故か一念発起して見始めました。ヘンリーさんが面白いと言われたわけが今更分かりました。それでちょっとどういう人か調べてみました。

それによると、彼はジャーナリスト、テレビインタビューアーとしての活動により、エミー賞をはじめ数々のジャーナリスト賞を受賞し、長年にわたりアメリカのジャーナリズムをリードし続けるチャーリー・ローズ。政治・社会・ビジネス・エンタテイメントから時には、重大事件の容疑者まで、今、ホットな話題を提供する幅広い分野のビッグネームがインタービューの対象者ということでした。

そして改めて独立した記事でご紹介しようと思ったのは、次の一節を読んだからでした。

絶妙な質問で相手の話を引き出すチャーリー・ローズのインタビューは、創造的な英会話を目指す方にとって、絶好のお手本です。

彼の話し方は穏やかで少しも挑戦的でも、センセーショナルでもなく、常にゆとりと知性を感じさせます。確かに見習うのに良い英語かと思います。興味がおありの方は、最初の行でご紹介したサイトを覗いてみてください♪

追記:上記のサイトでのビデオは英会話学習目的には長すぎるという方は→こちらを。
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by bs2005 | 2009-08-21 02:32 | 日米雑記  

可愛くて頼もしい老博士、ダイソン氏の核廃絶論

フリーマン・ダイソン博士という方は超高名な物理学者だそうですが、私は全然知りませんでした。最近では地球温暖化に対する主流の立場と全く逆の立場を示していることで、方々で物議をかもしているそうですが、それも知りませんでした。相変わらず私の見事な無知ぶりを晒していますが、、、(汗)

ただ全く白紙でいたので、彼がKQEDCharlie Roseの番組に出てきたときも、全く白紙で聞くことができました。ひとことで言うと、良い意味でとても学者らしい可愛らしいおじいさんでした。

     ビデオは目下こちらで見られます。

地球温暖化も海面上昇も事実であるが今に始まったことではない、人間が環境に影響を与える以前からとっくの昔に始まっていたことで、真の原因は分かっていない。二酸化炭素が原因というのも根拠が無い。何も科学的には分かっていないので、それを政治的に利用するのは間違っているというのが彼の持論でした。

彼が何度も言ったのは「地球温暖化の本当のことは分かっていないのだ。(自分自身も含めて)」という言葉でした。その謙虚さが清々しく感じました。politically incorrectであることに全く怖れもひるみも見せず、地球温暖化は厳しい寒冷地で暮らす人々にとって益をもたらしている良いことであるとまで言い切ってしまったのも、なんだかほほえましい感じでした。

85歳ということですが、失礼ながら90代半ば位に見えます。その年代だから思い切って言える感じもしましたが、彼は自らが信じる科学的真実から全くぶれない人なのだと思います。その点で天晴れとさえ思ってしまいました。

地球温暖化の問題を訴えて先鋒に立っているある有名な学者は、彼の個人的友人で親しくしているそうで、彼には意見は意見、人間関係は別と言った器の大きさも感じました。彼自身もその意見の違いが全く気にならない、そういうものを超えた人間的魅力がある人でした。

ここ百年の温暖化の速度のすさまじさや、沈みつつあるツバイ共和国のことなどを考えるとダイソン博士の考えにそのまま同感するわけには行かない感じがしましたが、ここから先です。私が拍手喝采をしてしまったのは、、。

地球温暖化は心配に値いしないという博士に対して、では彼が一番心配していることは何かと訊かれて、彼は即、核兵器だと言いました。地球温暖化はその問題から目をそらさせてしまっているとも。そして削減ではなく完全廃絶を目指すべきだといいました。広島、長崎での被爆者が核の脅威について語っていることに世界はもっと耳を傾けるべきだと。

オバマがロシアと削減の交渉を始めたけれど、削減自体、簡単なことでは無いと思うが、という質問に対して、廃絶の為に交渉するという発想が間違っていると言い切りました。交渉しないでよい、自分がやめれば良いのだと。何てすっきりした発言でしょう!

政治家や軍事専門家にはとても口に出来ない思い切った発言だと思いましたが、彼は続けて言いました。ニクソン大統領は、生物兵器はやめるべきだと言って、どの国とも交渉せず、議会とも交渉せずにさっさと一人で廃絶してしまった。それと同じことだ。よその国と交渉したり、よその国の出方など待つ必要は無い。やめると決めてさっさと辞めればよいのだと彼は言うのです。

更に、アメリカが核の抑止力を失うことに対しての疑問を提示されると、核が無いから攻撃を受ける、あるから受けないということはない、そういう意味での抑止力は既にないと言い切りました。私も同感です。

それよりもアメリカと言う国土の地下に何万という核兵器があること、その脅威の方がはるかに現実的である。人間は間違いを犯す不完全な存在だ。いつ間違って扱うかも分からない。そんな危険を冒している。これが彼のアメリカがまず廃絶するべきという理由でした。理由は世界平和というより、もう少し現実的でしたが、これもむしろ率直で科学者らしいと思いました。

管理の問題で言えば、パキスタンのような国が持っていることの脅威の方がよほど大きくないかという質問に対しては、持っている数が桁違いに違う。アメリカは何万発も自分の国の地下に持っている。何かあったときの被害は比べ物にならないといいました。

終始一貫して何も失うものも怖いものもなく、科学者としての信念に基づいて発言しているという感じで、ときどきお茶目な笑顔を見せて全く悪びれないその姿に、私はすっかりファンになってしまいました。

専門家の言葉は鵜呑みにしない方がよい、自分も専門家の一人だけど、この自分も含めてねとちょっとはにかむ感じで言ったのも好感が持てました。自分の信念にまっすぐで、良い意味の頑固さを持ちながら、でも謙虚さは失わない、そういう可愛い頑固ジイサンって結構好きです。

今の世界ではドンキホーテ的提起をしているように見えますが、彼は軍事音痴の専門バカの科学者ではないのです。国防省、NASA、軍備管理軍縮局などの嘱託を務め、『核兵器と人間』という本も書いています。何かと言うと日本も核武装するべき、などという人々は、是非彼の言葉に耳を傾けて欲しいですし、広島、長崎の反核運動の人々は、こういう人ともっと連帯を結んだら良いのではないでしょうか。政治家であるオバマ以上に思い切った効果的な発言をばんばんしてくれると思いますが、、、。
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by bs2005 | 2009-08-20 01:47 | 忙中閑の果実  

「みんなの党」って何、それ?!

よりによって何て情けない、何て迎合的、何て大衆を馬鹿にした名前なんだろう?そして何て押し付けがましい、、、

こんな名前を自分の党に恥ずかしげも無くつけられるその感性が信じられない。ニュースでその名前を聞く度にむっとしてしまう。願わくば惨敗して、こんな名前の党が跡形も無く消えて欲しいものである。
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by bs2005 | 2009-08-19 06:36 | つぶやき  

デーモン君のオバマへのインタビュー

昨日のNHKのニュースでも紹介されていましたが、11歳の一般の少年が大統領とインタビューしているビデオです。このDamon Weaver 君というのは、今までにもこうやって多くの政治家とインタビューして、アメリカでは有名な少年です。何度も場数を踏んでいるので、大統領相手でも全然動じていませんね。^^

NHKの紹介されていた部分では「大統領はいじめられることが多いけれど、そういう時はどうしているのですか?」というのが少年らしい質問ですね。詳しいことは今、時間が無いのでとりあえずビデオだけ。

時間が出来たら、中身のご紹介ももう少ししたいとは思っています。こういうときにオバマの素敵さって表れる気がします。それにしても日本の小学生でこういうこと考える子って居ないですよね。政治家の方もまともに相手にしないのでしょうけど。政治というものに対する文化の違いなんでしょうね。小さな子まで政治というのは、他の誰のことでもない自分達の問題なのだと分かっている、、。



デーモン君は10歳の時にオバマに向けたメッセージを送っています。そのビデオの中で彼の小学校の放送部(テレビ放送!)の紹介や彼の住む町などの紹介もしていますので、そちらもどうぞ。彼はその小学校の放送部でニュース・キャスターを務めているのです。

このビデオの中には、一時出馬表明をしていたキャサリーン・ケネディとか、バイデン副大統領、有名運動選手とのインタビューなどもほんのちょっとだけ紹介されていて、ちょっと小憎らしい気分にもなりますが(笑)、一番最後に仲間に囲まれてはにかむ姿をお見逃し無く。


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by bs2005 | 2009-08-15 00:35 | ドラマ・ド・オバマ