カテゴリ:賛辞のあなた( 52 )

 

頑張るテレビ東京

期待を裏切らなかった池上彰の選挙特番
テレ東大健闘の立役者・池上彰 打ち合わせはファミレス

残念ながら、もうこちらに戻ってきていたので見ることは出来ませんでしたが、池上さんの解説なら面白かったでしょうね。私は今まで池上さんを全然知らなかったのですが、元NHK解説委員だとか。

今回、日本に戻って、無意味で騒がしいだけの番組のますます目に余るオンパレードに辟易としました。その中で存在価値があると思ったのは、彼が出演していた番組と、同じくテレビ東京でやっていた日高レポート。同じ在米でも、日高さんの考え方とは大分違う考え方を私は持っていますが、でも明確な立場を持った意見を提示することは考えるキッカケを作って良いと思います。

毒にも薬にもならない、皆が同じようなことを言っていて、そのくせ、実は何も言っていない、どころか巧みに言論操作だけはしている、そんな報道番組が横行していることにも怒りを感じました。池上さんのは分かりやすく、ショー的演出でしたが、とりあえず、こんな切り口からでも始めるのは意義があると思いました。

日本のテレビはもっとこういうものをやって行くべきでしょうね。旅行ものや料理もの、グルメもの、お笑い、そいう番組の再放送、そんなものばかりではどうしようもない。低予算ということで言えば、池上さんのも日高レポートもそんなに高くかからないように思います。

こういう番組を増やして「自分の頭で考える国民」を育てて行かないと、日本は落ちて行く一方だと思います。失礼ながら低予算のテレビ東京が出来るのだから、他の局でも出来る筈。テレビ東京の健闘ぶりを称えたいです。頑張れ!テレビ東京!
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by bs2005 | 2010-07-13 07:28 | 賛辞のあなた  

「何かを成し遂げるのに特別である必要はない。」

オーストラリアの少女ジェシカ・ワトソンさん(16)が15日、最年少での単独・無寄港・無支援の世界一周航海に成功、シドニーに無事帰還したというニュースが世界の話題になっているようだ。

出発したと聞いた時は少し無謀な感じもしたし、そういう批判もあったようだけど、無事、成し遂げた彼女の言葉を聞いて、「娘は肉体的にも精神的にも充分成熟している」と彼女を送り出した両親の気持ちが分かったような気がした。

その彼女の言葉

  わたしは普通の女の子。何かを成し遂げるのに特別である必要はない。
  夢を持ってそれを信じ、一生懸命努力すること。


アメリカに居るとスペシャルという言葉をよく聞く。「あなたはスペシャルな存在なのだ。だから自信を持て」という具合に。それも一つの考え方で、人より優れたとか、そういう意味ではなく、かけがえの無い存在なのだという意味なら大いに共感できるけれど、往々にして、それが自分だけがスペシャルであるような錯覚で、根拠の無い自信が肥大な大人をしばしば見かけるのも事実だ。

こんな風に普通の存在、特別な存在でないという地平で、自分をきちんと見据えながら、同時に夢に向かってひたすら向かう心意気。こんな風に謙虚さを失わずに自分の力を信じる子どもに育てられた両親に、新鮮な感動と敬意を覚えた。
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by bs2005 | 2010-05-17 04:11 | 賛辞のあなた  

やはり、ミフネは凄かった!

アグネス・チャンや最近の話題の人、鳩山総理が留学したことでも知られるアメリカの超一流大学、スタンフォードのある大学町パロアルトにスタンフォード劇場という古い劇場がある。数年前にStanford Theatre Foundationという非営利団体の運営に代わり、一時改装のため閉鎖したけれど、また再開して古い名画を上映している。

その劇場が2月24日から3月30日まで6週間にわたって、黒澤明特集をやっている。全部で18作品を上映するという入れ込み方だ。

私は黒澤作品は『七人の侍』と『八月の狂詩曲』しか記憶に残っていない。他にも観たのかも知れないが、世界のミフネ、世界のクロサワという評判を実感として感じたことは無かった。そんなに凄いかな~?という感じ。この企画にもそれほど興味は湧かなかったけれど、オットが観たいというので付き合った。

二本立ての内、最初に見たのが『天国と地獄』(1963)(”High and Low”)、二つ目が『生きものの記録』(1955)("I Live in Fear")、一本目と二本目の間にパイプ・オルガンが舞台にせり上がってきて、演奏者は観客に背中を向けた形で数曲演奏する。これもなかなか良い。劇場も私の大好きな映画『ニュー・シネマ・パラダイス』に出てくる古い映画館の懐かしさがある。観終えた観客の多くが心をこめて拍手する。それも気分が良い。

『天国と地獄』は今までの三船やクロサワのイメージも期待も特に裏切るものではなく、まあ、こんなもんでしょうという感じだった。驚いたのは二つ目の方。タイトルさえ知らなかったのだが、三船はこの中で水爆の恐怖に脅え、ゼロからたたき上げて成功に導いた自分の事業をかなぐり捨て、猛反対する子ども達や孫達を巻き込みブラジルに家族一同で逃げようと画策するエキセントリックな老人を演じる。その演技が素晴らしい。顔をゆがめて背中を丸めて歩くいかにも頑迷そうな老人が三船だとはしばらく気づかなかった位だ。もの凄い存在感がある。

これでハマッテしまって、次の週も見に行った。今回は『悪い奴ほどよく眠る』(1960)("The Bad Sleep Well")と『蜘蛛巣(くものす)城』(1957)("Throne of Blood")。前回と同じく、一本目はイメージも期待も裏切らなかったけれど、二本目の『蜘蛛巣城』(原作『マクベス』)で三船が見せた権力を奪い取ってから正気を失っていく主人公の演技が『生きものの記録』同様、素晴らしい。深みと厚みがある。迫力満点。

今まで三船は堂々として豪放でかっこいい主人公を演じる面しか知らなかった。(上記のウィキペディアによると実物の三船は豪放でそちらの方に近いようだが、、。)この映画祭で、三船の演技の幅の広さと厚さ、リアリティ、存在感の全てに感動した。やはりミフネは凄い!世界のミフネという評価は正しかった。黒澤の力無くしては彼の名演技も生まれなかったのだろうけど、黒澤よりもミフネに感動した黒澤映画祭だった。

今週の前半は『影武者』(Kagemusha)と『椿三十郎』(Sanjuro)の二本、後半は『白痴』("The Idiot")と 『どん底』("The Lower Depths")の二本を上演予定。左ト全と三船との絡みが面白いという『どん底』での三船の演技にとても興味があってそそられている。三週連続の二本立てはこの年ではこたえるのだけど、、。^^;
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by bs2005 | 2010-03-23 08:04 | 賛辞のあなた  

松井の優雅さ

「松井秀喜選手はハンサムだ!」を持論にしている私にとって嬉しい記事を見つけた。

今年春から夏にかけて松井の放出話が地元紙を賑わせていた時、ニューヨークタイムズ紙が松井が選手生活で刻み込んできたのは、どんな使われ方をされても一言も不平を口にしないプロとしての優雅さだと敬意を表わしたのだという。


そう、その通り!彼はサムライの優雅さを持った日本男児の鑑!

関連過去記事:松井秀喜さんの言葉
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by bs2005 | 2009-11-25 07:11 | 賛辞のあなた  

ティファール、最高!

ティファールの電気ケトルは、もう日本でもすっかりお馴染みだと思います。

どこかで見かけた「再び絶対買うと思うと決めている商品は何?」というアンケートのようなものへの答に、化粧品、食品、電化製品、洋服、肌着等々、私の知らないブランドのものも沢山ありましたが、私の見る限り、もっとも多くの人が上げていたのがティファールの電気ケトルでした。

我が家もこれを使い始めて、ずいぶん年月が経ちます。買って本当に良かったと思っている品です。ホテルなどの部屋でお湯を沸かせない場所にも持って行きます。緑茶を飲みたいので、、。

その時必要なだけのお湯があっという間に沸かせます。大人数の家では、湯沸しポットの方が役に立つのだと思いますが、老夫婦だけの我が家、ポットに溜めておくだけのお湯を必要とすることはまずありません。またポットに長く入れておいたものを使うのも何だか気が進みません。

電気代、水道代、両方の節約になりますから、資源を無駄にしなくて済みます。また、既にボケの始まった私、つけ忘れはしょっちゅうです。うっかり空焚きも問題ですが、つけっ放しで出かけてしまったりしたら、どんなことになるか、考えただけでもぞっとします。出かける前の慌しい時間に、瞬間的に沸いて自動的にスイッチがオフになるこの湯沸かしを使うのは本当に便利で安心です。

さて最近、お湯を沸かすだけで充分重宝してきたこの電気ケトル、もう一つのシビレル便利さを発見してしまいました。

うちのポットのサイズだと卵が6個入ります。卵を入れてから、水を規定の限度まで入れてスイッチポン。あっという間にゆで卵の出来上がり。入れっぱなしで全然見なくて済むのです。茹で上がり加減は、そのまま入れておけば、自分の好みの時間に引き出せば良いのです。入れっぱなしでも、がちがちの固茹でにはなりません。程よい固ゆで加減。早めに出せば半熟。

そしてもう一つの決め技。卵を入れてひたひたになる水を注ぎ、いったん卵を取り出してから、スイッチを入れてお湯が沸いたら、卵を戻します。スイッチはもう入れずにタイマーで10分。タイマーが鳴ったら、温泉卵の出来上がり!サラダに載せたり、丼ものに載せたり、温泉卵が大活躍というわけです。

今でも、大変気に入って使ってきましたが、ますます出番が増えました。ティファール様々の我が家です。

緊急追記:今、ティファールのサイトでチェックしてみたら、水以外のものを入れて沸かすと故障の原因になるようです。だからゆで卵は残念ながらやめた方が良いみたい。残念!
参考→ケトルQ&A

でも温泉卵の方は、お湯を沸かしたあとのポットに入れるだけだから大丈夫だと思うんですけどね~。

水以外の牛乳とか茶葉を入れて沸かすといけないと書いてあるのですが、沸かすのは水なので、卵を入れるのはどうかな~?ひょっとして大丈夫かも。私はもう少し続けてみます。また報告しますね。←あきらめ悪い。(汗&笑)

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by bs2005 | 2009-06-11 07:15 | 賛辞のあなた  

日馬富士、初優勝おめでとう!

誰にも負けない位の努力を重ね、力士としては小さな身体で、真っ向からの勝負にいつも賭けてきた日馬富士、「勝ち負けに拘らず、お客さんに喜んでもらえる良い相撲を」と言い続けてきて、言うよりはるかに難しいその実践に努力してきた日馬富士。

あなたを讃えることも応援することも、あまりにも当然過ぎることであると同時に、日本に居ない自分がわざわざ書くのも躊躇われて、今まで応援記事も賞賛記事も書いてこなかったように思いますが、今回、ただ一度だけ、おめでとうを言わせてもらいます。

大関になってからの勝てない辛い日々、自分の相撲を取れない辛さ、それを乗り越えて見事に掴んだ初優勝。これから何度か優勝はするでしょうが、忘れられない優勝になったことでしょう。

大関になったときの次の目標は優勝と言われてましたが、優勝をしたからには、今度の目標は横綱。これもあなたならきっと果たすでしょう。だから、その時、もうお祝いの記事は書きません。そして肩書きなどは関係ありません。負け越しか勝ち越しかも、、。大関になるまでは、大幅に負け越したときだって、良い相撲を取り続けてきてくれたあなたです。

大関になっての不調の原因は、大関らしい相撲を取ることへのこだわりだったというあなた、大関であろうがなかろうが、自分らしい相撲を取ることに専念することにして、その壁を乗り越えたあなた。

今まで安馬という名前に馴染みすぎて、日馬富士と呼べませんでした。自分らしい相撲を取り切って優勝に漕ぎ着けた今場所のお蔭で、その新しい名前にもやっと馴染めそうです。

横綱になろうがなるまいが、自分らしさを見失わずに、いつまでも今のままのひたむきで真っ直ぐなあなたらしい相撲、「お客さんを喜ばせる良い相撲」を見せ続けてください。本当に本当に初優勝、おめでとうございます!
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by bs2005 | 2009-05-25 01:31 | 賛辞のあなた  

鎌田靖さん、今まで有難う!今後もご活躍を!

以前、「すぐれもの」としてNHKの『週間こどもニュース』をご紹介したら、優雅なクロエさんはご主人とご一緒に、多才なご趣味で第二の人生を楽しまれているキャシーさんは奥様とお義母さまと三人で、それぞれ楽しみにご覧になっているとコメントを頂き、子供が居なくても見ているご家庭が珍しくないばかりでなく、こういう方たちまで見ておられることを知り、改めて『週間こどもニュース』って凄い!と思いました。

先日、今までお父さん役をやっておられた鎌田さんが番組を去ることを知りました。お母さん役が若いはしのえみさんになった時から、この日の来るのはそう遠くなさそうと思ってきましたが、本当に交代になるのはとても淋しいです。

私は初め、彼の自然で素敵なお父さんぶりから、こういう役を得意にしているどこかの劇団の俳優さんなのだろうとばかり思ってました。

彼が報道する姿を初めて見たのは、『ワーキング・プア』の特集番組で番組を仕切っていた時でした。その迫力ある報道ぶりに驚きました。弱い立場に追いやられている人々への深い同情、無策の政治への義憤、そういうものが沸々と伝わりながらも、センセーショナリズムとは一切無縁、冷静、誠実、真摯な報道ぶり。温厚柔和な語り口は最後まで変わりませんでした。

こういう人が『週間こどもニュース』をやっていたのかと改めて驚くと共に、この番組のレベルの高さの訳が分かりました。

子供向けだからと云って手を抜いたところや、子供の知性を甘く見たようなところは微塵もありません。子供にも分かるような平易さはしっかり守られながらも、大人の鑑賞にも耐える、、、本当に分かっている人は変に難解な言葉を一切使わず、平易な言葉で表現できるとよく言われますが、鎌田さんはその見本のような人だと思います。

彼ほどの力量のある報道人が子供向けの番組に回されたら、くさることもあり得るのではないかと思いますが、彼の場合はそんなことは少しも無かったのだと思います。与えられたものを謙虚に誠心誠意、自分のベストを尽くしてこられたのでしょう。だからこその人選でもあったのでしょうが、、。

この番組で一番気を遣って来たことは「いかに分かり易く伝えるか」ということだったと言われてましたが、それは充分に果たされてきたと思います。「今後は他の番組を担当するので良かったら見て下さい」と言いながら、その番組名を言わなかったのも、彼らしい誠実さ・謙虚さを感じてしまいました。

目を潤ませ、言葉を詰まらせ、最後のお別れを言っていた鎌田さんの姿に改めて、如何にこの番組を愛し、大事にしてきたかが熱く伝わってきました。今まで分かり易く素晴らしい番組を、子供だけでなく大人にも届けてくださって本当に有難うございました。今後のご活躍にも期待しています!
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by bs2005 | 2009-03-31 05:05 | 賛辞のあなた  

本物のヒーロー・インタビュー

155人の乗客を救ったサレンバーガー機長(Chesley Sullenberger)が、有名な
"60 Minutes"という番組でインタビューを受けたときのビデオです。インタビューをしたのはあのペイリン副大統領候補とのインタビューで大いに再評価されたKatie Couricです。

このインタビューで一番心に残ったのは、サレンバーガー機長が「自分の今までの人生の全てが、このことを適正に処理する為に備えてきていたのだと強く感じた」というような言葉でした。

いつ見ても彼はとても謙虚で誠実、責任感の強い、浮ついた所の無い人です。奥さんが、結婚した時から私は彼がこういう尊敬できる人間で、こういうことの出来る人だと分かっていたというようなことを言いましたが、そういう人だから出来たことだと思います。

ビデオの中には当日の迫力ある映像とともに、同じく迫力のある再現映像、乗員も含めた生々しいインタビュー、本来あの飛行機の目的地だった場所で、助かった乗客達が集まり、それぞれが機長と乗員に感謝するシーンなどがあります。

パート1


パート2


パート3


パート4


パート5


<おまけ> 

この記事のアップの後に放送された、これも有名なコメディ・ショー"Late Show with David Lettermen"に乗務員が出演したときのエッセンスを集めたものです。

彼と副機長の真面目な人柄だけでなく、ユーモアのセンスに触れることが出来ます。こういう人たちを雇っているこの航空会社、信頼できますね。会社にとっては何よりも良い宣伝になったでしょうね。


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by bs2005 | 2009-02-11 10:22 | 賛辞のあなた  

ファンの酔狂で、、(汗)

かっこよくて素敵なミカさんの記事の頃はまだYoutubuが貼れなかったのと、ますますファン度が高まっているので、ここに大量の動画を集めることにしました。ミーハー度をお笑い下さい。

見た目もかっこいいですが、論点を交わし合うときのスタイルが、自分の意見を明確にきちんと述べつつ、和やかでゆとりがあって実にかっこいい!本当に自分に自信のある人というのは、こういう人なのだろうな〜と思ってしまいます。

ミカさん•オン•パレード
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by bs2005 | 2008-10-29 01:58 | 賛辞のあなた  

ランディ・パウシュ教授の訃報に接して

”Last Lecture”(『最後の授業 ぼくの命があるうちに』)で、多くの人に勇気と希望を与えたランディ・パウシュ教授が7月25日に亡くなられたことを、不覚にも三ヶ月近く後の昨日、知りました。

亡くなられたら、当然ニュースになるだろう、まだニュースにならないのは余命半年と言われて一年以上経っても公的な場に出られる位、元気でいられる奇跡がまだ続いているのだろう、あんなに前向きで強く生きられる人のこと、癌細胞を身体から追放してしまうかもしれない、などという期待まで持っていました。そのニュースに接しなかったのは、私が日本行きの支度の真っ最中の期間だったからのようです。こんなに長い間、気づかないでいただけに余計ショックを覚えました。

亡くなるほんの2ヶ月程前には自分が教えていた大学の卒業式で祝辞を述べ、多くの人々に夢に向かって生きていくことの大切さを伝えて、スピーチの最後には最愛の女性である妻を壇上に呼び、彼女を抱きかかえて壇上から去っていった教授。抱きかかえるだけの力があることに安心を覚えてもいたのに、、。

癌というのは、本当にむごいものですね。あんなに素晴らしい人、あんなに家族を思い、周りの人々を愛し、あんなにも多くの人に愛された人をこんなに簡単に奪って行ってしまうなんて、、、。

私の周りでも、たった今、癌と闘っている真っ最中の人が何人か居ます。その中にはかなり厳しい闘いを強いられている人も複数居ます。助かったけれど、再発の不安をいつも抱えている人はその何倍も居ますし、これから肝臓癌の細胞検査を来週に控えている人も居ます。残念ながら亡くなった大事な友人も何人か居ます。発見が早ければ助かる可能性が高くなったと言われて、優に三十年は経つと思いますが、未だに癌の猛威は収まらない、、、本当に口惜しく悲しいことです。

ランディ教授は、付き合った女性は沢山居たようですが、結婚をしたいと思う程の女性にずっと巡り会わずに来て、本気でそう思った初めての女性があの壇上で抱きかかえて去って行った奥さんでした。彼女の方は一度結婚し、離婚を経験していたので結婚に臆病になっていました。それで、彼に「本当にはあなたを愛していないのだと思う」と別れを告げて、彼は悲嘆のどん底に突き落とされたこともあるのです。

もう駄目だと悲嘆にくれる彼に「彼女は混乱しているんだ、愛していないというのは本当の彼女の気持ちじゃないかもしれない、これからも友人として彼女を支え続けてあげなさい、そうすれば彼女も本当の気持ちに気づくかもしれない」と父親に励まされ、気持ちを取り直して、彼女の傍で支え続け、そして見事に結婚まで漕ぎ着けたのです。

結婚が遅かったので、享年47歳という年齢に比べるとお子さん達はまだとても幼いです。上の子が4歳だったか、三人目の初めての女の子はまだほんの赤ちゃん。本の写真で見ると、この赤ちゃんを抱いた彼に二人の男の子はぴったりと吸い付くように抱きついています。どんなにこのお父さんを愛していたか、一目で分かる写真です。

こんなにも愛し愛された人々と、こんなに早く別れなければならなかったランディ教授、そのご家族にとってどんなに辛い宣告だったことか、、、。そういう中でも「癌に罹ったことは口惜しいけれど、癌が家族との別れを準備し、最後の時間を有意義に密度の濃いものとして過ごす機会を与えてくれるものであったことには感謝している」と最後まで全てを前向きに捉え、多くの人々に夢と希望を与えた教授に深い敬愛と感謝を捧げます。

一日も早く、癌が完全に撲滅される日が来て、多くの人々の心に平穏が訪れることを祈りつつ、合掌。


関連過去記事:「Last Lectureより(拙訳)」
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by bs2005 | 2008-10-20 03:44 | 賛辞のあなた