無名だった日本のアンドリュー・ワイエス?

『日曜美術館』7月5日放送で取り上げていた犬塚 勉さん、素晴らしい雰囲気のある絵でした。

38歳で無名のまま山の遭難事故で亡くなり、没後20年、友人達の主催で去年個展が開かれ、それで話題になったそうです。

この画家にとっては「日本のアンドリュー・ワイエス」などと言われるのは、自分は自分だと不本意に思われると思いますが、私はアンドリュー・ワイエスが大好きで、彼の風景画が特に好きなのです。その自然の中の静謐さ、飾り気の無さ、自然を描きながら、哲学的な宇宙、命を感じさせる、、、等々の共通点を感じて、そう呼びたくなりました。

自然だけを徹底して描こうとしている分、犬塚さんの方がより澄み切った自然の豊かさを表現しているようにも思えます。多分、その点でもご本人は「比べるな!」と言われることでしょうね。

それにしても、これだけ情報が氾濫している現代でも、こんなに素晴らしい画家の作品が生きている間は日の目を見ずに終わってしまうなんてことがあるんですね~。情報が多すぎて埋もれてしまうのでしょうか。

8月30日まで東京・奥多摩町のせせらぎ美術館で、実物の絵が見られるようです。

その後は、東御市梅野記念絵画館(長野県) 10月17日~11月15日 です。

小さな石ころの一つ一つ、雑草の一本一本にも、かけがえのない命、存在があるのだと伝えてくれているような彼の静かで濁りのない絵、生で見た~い!(涙)
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by bs2005 | 2009-07-14 06:14 | 未知と無知  

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