何に対する「応分」か?

ヒラリー国務長官が訪日するというので、日本に応分の負担が求められるのではないかという怯え混じりの疑問をよく見かける。

「応分の負担」「応分の負担」というけれど、一体、何に対する応分なのだろうか?



同盟国だからと言ってすぐ軍事的応分には繋がらない筈だ。非軍事的、平和的な応分負担だってありうる。ペシャワール会のような動きを初めとして、日本人が今までアフガニスタンでやってきたことは、アメリカの空爆よりは遥かにアフガニスタンの復興、平和に役立っていると思う。日本が何もしてこなかった訳ではない。

9・11のテロの時、日本人からも沢山被害者が出たということでの応分だろうか?9・11の攻撃は弾劾されるべきだけど、アメリカの対外政策が招いた面であることは否定できない。日本の対外政策が日本人の被害者を生んだわけではない。日本が引き起こしたのではなく、日本は巻き込まれたのである。それに応分の負担といわれるのは、少し筋違いではあるまいか。

アメリカが対外政策を根本的に考え直し、やり直さなければテロは終わらない。オバマ大統領が就任式で述べたアメリカの転換とはそういうことの筈だ。

日本人は、もっと有効で平和な手段を示してきたのだと思う。まるで今まで何もやってきてなかったかのように言われる筋合いはないし、テロを引き起こしてきたアメリカの従来のあり方に日本が負うべき負担は、はっきり言って無いと思う。

21カ国の世論調査で日本は世界に良い影響を与えてきたという回答が56%という結果が出たという。悪い影響の回答は23%。

日本が世界に良い影響を与えていると認めてくれる国・国民が多ければ多いほど、日本の安全は保証される。そういう国が不当に攻撃を受けたら、国際世論が黙っていないだろう。そういう国を世界は必要とするのだから。

同じこの調査でアメリカは悪い影響を与えているという人が良い影響と答えた人を上回っている。アメリカの従来のやり方の応分の負担をしたら、日本もそうなる。効果を挙げている日本人のやり方にアメリカが応分負担するべきだ、それ位の胸を張った応対をしてもらいたいものだ。日本人のやり方とは言えても日本政府のやり方と言えないところが悲しい所だけど、、。
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by bs2005 | 2009-02-08 05:35 | TON同盟  

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