オシム会見(2008-6-4)より
2008年 10月 02日
人は誰でもこれだけはしたいという夢がある。日本サッカーはもっと良くなれる。これまでとは別の方法でポジティブな変化を与えたい。
模倣を繰り返しても強国は超えられない。自分たちの長所を理解すべきだ。
いつも夢見ていた。それがあるからこそ私は向こうから戻ってこられた。日本の良さを生かせれば世界一になることも夢ではない。大きすぎる夢で時間がかかるかもしれないが、本当にそうなればと思っている。
夢を見たっていいじゃないか。そうすれば日本サッカーは前進するのでは。そこから変化は生まれる。
私が何者であるか忘れないためにサッカーの試合を見に行く。サッカーで病院に行くことになったが、病院から戻れたのもサッカーの力だ。
走らなければいいサッカーはできない。いい技術がなければ速いサッカーは出来ない。そこを改善することが日本が生き残る道だ。うまい選手は少ししか走らなくてもいいという考えを直さなければいけない。逆だ。技術ある選手が走ればもっといいサッカーができる。
(以上、翌日の日経記事より)
サッカーを語る言葉が、そのまま人生の深い言葉に聞こえるのがオシムさんの魅力だなぁと改めて思いました。「私が何者であるか忘れないために」、、、どきりとする程、深い言葉ですね~。脳梗塞から辛くも生還して、外国の人でありながら熱く日本サッカーへの夢を語るところにも深い愛を感じて、ちょっとウルウルしてしまいました。
関連過去記事:オシム語録から
by bs2005 | 2008-10-02 05:13 | 忙中閑の果実