アメリカ流?幼児のしつけ

アメリカに来て一番印象的だったのは、アメリカ人の子供のしつけが良いこと。公共の場で泣き叫んだり、ダダをこねるのを見たことがない。こちらに住む日本人から、騒いでいる子供か子供にがんがん叫んでいる親を見たら、先ず間違いなく日本人だという言葉さえ聞いた。残念ながら、確かにそれは当たっていた。

日本人の観光客で、時差の疲れもあって愚図る子供をつい大声で叱ったり、「日本流に」引っぱたいたりして通報されて逮捕されたというケースも稀にあるそうだ。日本では見慣れている風景でも、こちらでは異様に見られてしまう。大声で叱るだけでも精神的虐待になる。

最近は騒いでいるから見たら日本人だったということはないような気がする。アジアの他の国だったということはあるのだけど、、。日本も最近は良くなっているのか?日本に行っても一昔前程は気にならない。子供が減ったせいか?

偉そうなことを言ったって、私もリッパな日本の母。人のことは言えない。幸い、親に似ず(笑)、子供は癇癪持ちではなかったし、女の子だったので、外で修羅場を演じた記憶は無いけれど(単に記憶が無いだけ?・笑)、家の中では結構ヒステリーを起こして子供を叱っていた。(汗、汗、汗)

気をつけてアメリカ人の親を見ていると、子供がちょっと問題行動を起こしそうになっても、彼らは決して声を荒げない。逆にむしろ抑えた低い声になる。静かだがドスが効いている。そして、そのトーンのせいか、一言だけで子供はさっと顔色を変えて従う。

親が捕まりたくなくて声を荒げないのは理解できても、分別のまだ大して無い子供がたった一言でどうしてあんなに言うことを聞くのか?逆らうとその後よほどひどい眼にあうと知ってのことか?家の中でも叩いたりしたら、たちまち近所に虐待の通報をされてしまう。どうやってあんなにパッということを聞かせられるのか?謎だった。

たまたま、日本人向けの雑誌(San Diego ゆうゆう)を読んでいたら、「幼児のしつけ」に関して日本からアメリカに来てクリニックをしておられる金一東さんというお医者さんが書いておられて、少しその謎が解けた気がした。子供へのしつけは先ず親が見本を示すということは日本でもよく言われることだけど、その他のことが具体的でなかなか面白かった。

その記事の中の「叱り方」という項で、叱るときには笑いながら駄目と言ってもしつけにならない。顔の表情で「ダメ!!」ということを意思表示し、不満足(不快)な声で注意する、そして子供を他の場所に移して一人にさせる。一人にさせることで子供に過ちを自覚させるが、一人にさせる時間はせいぜい数分(どんなに長くても5分以内。子供は何故ということを忘れてしまうので、短時間というのも大事なこと。)そこにおもちゃとか絵本とかは置いてはいけないともある。

確かにアメリカ人の親が叱るときの顔はすごく厳粛で、取り付くしまのない顔だ。一瞬前までの顔とは別人になる。金氏は、子供にとって一番嫌なことは親に無視されることだから、一番いい対処法は、短時間、子供を無視することだという。そうか!あんなにしゅんと震え上がって子供が従うのは、そういうことだったのかも!彼らがあんなに恐れていたのは、相手にされず無視されることだったらしい。

親が叩いたり、大きな声で怒鳴ったりすると、子供も自分が欲求不満の時は親と同じように他の人を叩いたり、大きな声で怒鳴ってもよいと理解するようになるとも。

子供を他のところに移すときは前から抱いてはいけない。前から抱かれることで喜んでしまうからともいう。背中から抱き上げるのだとか。「駄目!」という言葉は何度も繰り返してはいけないともある。一つ一つが具体的だ。30年以上前に読みたかった記事。考えてみると犬の躾方に何と似ていることか、、(笑)。

幸い、うちの娘達は癇癪でなかったので、ここでは省略するけれど、かんしゃくへの対応もすごく詳しく具体的に書いてあり、他のこともかなり詳しい。ここでは全部紹介しきれないので、関心のある方はこちらの記事までどうぞ。残念ながらまだ1月分までしかアップになっていなくて、雑誌のは第96回(2008年8月1日号)なので半年以上待たないと駄目かも?待ちきれないという方のリクエストがあれば、別記事にアップしますね。 ^_^
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by bs2005 | 2008-08-08 05:08 | 忙中閑の果実  

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