3 あきらめない間
2005年 06月 03日
あきらめない間は、今度こそ、とか、やっとついに、とか、そういう期待に何度も裏切られて、何度も失望のドン底に突き落とされて、やっとそこから這い上がって来たと思ったら、また次の大きい失望にやられて、そんなことの繰り返しに耐えなければならない。
いっその事、あきらめた方がどんなに楽かって思うし、そうやって、あきらめる方を選ぶ人の方が、はるかに多い事から考えても、あきらめない方が辛い事なんだと思う。
選択の余地なく、あきらめざるを得なかったり、逆にあきらめる訳に行かないって場合も勿論あるけどね。あきらめた方が正解、あきらめるべきという事もあるけどね。
でも、あきらめなかったからこそ最後に得られた時の喜びは、あきらめなかった人にしか与えられない。あきらめた人には絶対得られない。あきらめるって事は、その喜びもあきらめる事だものね。
最後まであきらめない人というのは、たとえ望んだものが得られなくても、あきらめない辛さに耐えられる人だけが得られる、何かを得られるような気もするね。
あきらめずに最後まで頑張れ、なんて言えないし、私自身もたくさんあきらめて、あきらめたからこそ見つけられたものもあるけど、あきらめない人は、やはり応援したくなる。その辛さに耐えているというだけでも、応援してあげたくなる。行ける所まで行ってごらんよって言ってあげたくなる。
何をあきらめて、何をあきらめないか、それで、その人の人生って決まるんだろうね。
by bs2005 | 2005-06-03 04:19 | 絆