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玄侑 宗久さんにはまりそう、、

NHKの『新日曜美術館』 で禅画で有名な名僧、仙厓について語るゲストとして出てきた彼を見たのが初めてでした。その言葉に引かれるものが沢山あり、検索でどんな本を書いている作家なのか調べてみて、興味を持ち始めたところに、Past Lightさんの記事、興味はつのるばかり、、。



そこに更にとどめの一撃。同じくNHKの『人生の歩き方』、今回の放送(テレビジャパンでは)のゲストは玄侑 宗久さんでした。その題名も「なりゆきを生きる」。彼の信条は、人生の「なりゆき」を見据えながら「決然と」 生きる事だそうです。

お寺に生まれて僧になるという一見当たり前のような人生ですが、実は、僧職というものに疑問を持ち悩み続けた思春期を皮切りに、アルバイトを含め数々の職業遍歴の中ではナイトクラブのフロアマネージャーを2年もやっていた経歴をお持ちとか。そこから、禅と著作業に行き着いた人生は興味深いものでした。

思えば、私の今までの人生も、自分の意志に従ってというより、次から次にやってくることを、「千切っては投げ、千切っては投げ」 という感じで、なりゆきを生きてきた感がします。どこまで「決然と」 生きてこれたかは疑問ですが、その言葉の深さに打たれると同時に励まされました。

また「好奇心のままに、本当に沢山のことに手を広げてしまったけれど、広げるということは芯を失うことだ。芯を作らねばと思った」 という言葉にも、好奇心のままに動いてしまう自分を反省させられました。

もうこうなったら、彼の作品を読まずにいられない感じですが、多すぎてどれから読んだら良いか分かりません。先ずはこれを是非、というお勧めがあったら、教えてください♪

追記:頃子さんに教えて頂いた玄侑 宗久さんのHP、この中の連続インタビュー「季節だより」をとりあえず読んで行こうかな?

by bs2005 | 2007-11-16 05:51 | 忙中閑の果実  

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