日本にテロリストは来ているか?

9・11からしばらく経った頃、「日本にも来ているだろうに警備が甘すぎる」と言ったら、ある非常に知的な日本女性がびっくりして、「そんな事があるんですか?!そういう情報はどこから?」と訊かれたことがあります。情報が別にある訳ではないけど、居ないとか入り込んでいないと思う方が不自然で、普通に考えたら当然の話ではないかと答えました。



私のブログでは何度も書いてきていることですが、アメリカの極東戦略における日本の位置、やりやすさ、入り込み易さを考えたら、入らない方が不思議です。9・11以後警戒が以前よりはるかに厳重になったアメリカに来るよりも、日本で情報活動をした方が楽な面もあるでしょう。そもそも、昔から日本はスパイ天国と言われているのですから。情報活動だけでなく、テロの攻撃対象としてもアジアでは最もダメージを与えやすく、有効です。狙わない方が不自然な話に思えます。

誰からも飛び切り頭が良いと認められていて、幼い頃から海外暮らしもしている彼女のような女性がそんなに素朴に驚くこと自体、日本の平和ボケを象徴している感じで、こちらの方が驚いてしまいました。それから1、2年して、日本に潜入していたテロリストのことがマスコミで報じられました。大分前の話ですが、記憶に新しいと思います。

その報道からも既に実際来ていたことも証明済みなのですから、鳩山さんの「たくさん来ている、のんびりしている場合じゃない、真実をちゃんと受け止めるべきだ」、等々という発言そのものに異論はありませんが、彼は与党の一員として来た人です。ましてや法務大臣です。

それを「友達の友達」を通じて以前から知っていたのなら、何故今まで知らん顔をして来たのか?友達に迷惑をかけるのは嫌でも、日本国民全体に被害が及ぶのは何でもないってことでしょうか。バリ島のテロにしても、自分だけ近づかなければそれで良いという問題じゃない筈です。

現にあのとき、日本人の新婚夫婦が亡くなったように記憶しています。彼は後から、知ったのは事件の後だ、などと訂正してますが嘘でしょう。後から言っても全く意味の無い情報を(現にあの後しばらく、バリ島への観光客は激減していました。何も知らない人だって行くのを止めていたのですから)、鳩山さんのような立場の人に、友達がアルカイダであることまでわざわざ言って止める人は居ないでしょう。それだけ切迫していたと考えるのが自然です。

そもそも、そんなことを今更言っていること自体が怠慢そのものだと思います。日本の無防備さを一刻も早く改善し、手を打つべき立場、実践的責任を持つ立場の人が、何を今更、こんな事言っているのでしょうか。そんな時点はとっくに過ぎていると思います。

鳩山発言を聞いて日本国民が「まさか!」と驚いたとしたら、国民をそこまで能天気に放置してきたことにも責任がある筈です。百万歩譲って今は居ないとしても、当然ながら、居た場合の対処は十二分に取られているべきです。明日地震が無いからと行って備えなくて良い筈が無いように、論理的可能性は十分あるのですから。

テロリストがやろうと思えば、今の日本はいつでもやれる状態です。無防備にさらされている場所があちこちにあります。だからこそ、アメリカべったりの政策を能天気に続けていられないのです。それ以前にやるべきことが山ほどあります。問題はそこにある筈です。法務大臣が今頃警鐘だけ打って、それで得意になっている、、、。開いた口が塞がりません。

今になって言い出したのは、日本国民の安全よりも、対テロ特措法を実現してアメリカに情報を提供してきた(これも最近、国会の議論の中で突然自分から言い出したとか。日本にはそれだけ情報機関が入り込んでいるという警鐘を与えたかったそうですが、、)自分の首を守る為なのかも知れませんね。開いた口どころか、呆れすぎて顎が外れそう、、(涙)。
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by bs2005 | 2007-11-04 03:20 | 異論・曲論  

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