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心強い人々

ひさこさんの今日の記事で、こんな20代の女性の存在を知りました。



2000年5月に彼女はフィリピンに行き、そこで日本が与えた傷を負う人々に直面します。
「日本人なんか見たくなかったのに何であんたはフィリピンに来たんだい!」と泣きじゃくる女性、自分の目の前で父親を日本兵の銃剣によって突き殺された」と、震えながら静かに涙を流して語る男性、等々。

一方で、軍の命令から仕方なく、あるいは戦争という狂気の中で自分を失って、戦争中に自分の犯したことの悪夢にうなされ続ける元日本兵の存在も知ります。そういう人々のメッセージをフィリピンの人に届ける等の活動をされているそうです。

彼女は言います。「なぜ、このような事が起こってしまったのか、私は日本人として知る必要があると思っています。」彼女のブログでの活動も素晴らしいです。

ワシントンポストに意見広告を載せた人々、大半は本当の戦争も知らずに頭だけで資料から都合のよい事実だけを集めて、戦争の一番根本と向き合おうともしないイイ年の人々、安部総理を初めとしてその周辺から次々に出てくる情けない言葉。

他方でこういう動きにろくに声も挙げずに、自分の毎日さえ快適であればよいという態度で、こういう言動を平気で流通させて行く沢山の人々。

TON同盟カテゴリーの記事を一生懸命書きながらも、一向に光の見えない、どころか刻々と悪くなっていくような状況に、ただただ無力感に襲われるような気持ちになりかかっていましたが、戦争と全く無縁な世代から、こういう人が出てくる、、まだ希望を捨ててはいけないですね。

ひさこさん、頑張ってくださって有難う!そして、またまた意義深いものを教えてくださって有難う!この若い女性と同じ世代で同じくアメリカできちんと考え、向き合っているビリビさんも、色々教えてくださって有難う!このフィリピンで頑張る女性を初めとしたこういう人々の御蔭で、また元気をもらえました。有難う!

by bs2005 | 2007-07-01 09:30 | TON同盟  

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