鈍感力の行き着くところ

バーバラ・シンプソンというラジオのパーソナリティが居る。アメリカ人でも知らないひとの方が多いかもしれない。そう有名というわけでもない。それなのに、彼女の名前をわざわざ出すのは、私が彼女に対し、怒り心頭に達しているからだ。



彼女の考え方というのは、元々、私には承服できないものが多い。その最たるものは、地球温暖化を、ナンセンスな科学的根拠に基づかないものと言って憚らないところだ。

先祖代々の自分の島を潮位が上がって住めなくなって、泣く泣く立ち去る人もいるのに、歯牙にもかけない切り捨て方は、一体どこから来るものかと思っていた。

今日、ちょっと車で出かけたとき、彼女がこんな話を紹介していた。

10代の女の子、トラック競技のホープだったらしいが、その子が筋肉痛を抑えるための薬を塗りすぎて死亡したという。運動選手なら誰でも使うような薬で人が死ぬことがあるなんて、確かに驚きだし、警告としての意味もある。

しかし、彼女はこれを紹介した後、からからと笑った。塗りすぎてというのが余程面白かったのだろう。この鈍感は何だろう?違法行為や破廉恥行為の結果ではない。塗りすぎる程、筋肉が疲労の極にあり、痛んでいたのだろう。それだけ懸命に練習に励んでいたのだろう。

その彼女が亡くなった。本人の無念もしかりだけど、親や家族の悲痛はどんなものだろうか?人が一人亡くなったというのに、さもおかしいことのようにカラカラ笑った彼女、鈍感力の行き着くところは所詮、こんなものだろう。彼女の笑い声で私は本当に吐き気を催した。
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by bs2005 | 2007-06-11 10:27 | 異論・曲論  

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