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治療の最前線

私のように粗忽な事故でこういう目に遭って、こういう治療や検査の数々を受ける人は一般的ではないと思いますが、転落が原因でなくてもこういう症状に苦しむ人も多いそうなので、ご参考までに、というか、要は自分のための覚書ですが、、。何しろ最近覚えられません、、(涙)。




それにしても、転落事故とか自動車事故からなら意外ではありませんが、ゴルフの練習しすぎでなったりする人も居るし、これと言って自分ではわからない原因でそうなる人も結構居るようです。皆様はそんな目に遭いませんように。

さて、今度のことで、MRIにもCTスキャンにも実に色々あるのだなぁと知りました。体の違う部位を検査するのですから、同じであるわけもないんですが、改めてへ~と思ったことです。

以前、結局何でもなかったのですが、心臓に異状が疑われたときのMRIは、ヘッドホーンを着けて、クラシックを聴きながらだったので、終わったときは名残惜しい感じでしたが、頭のMRIはそういうものは着けずに、もろにMRIの音を聴きます。その音の多様なこと、うるさいこと。何となく、スペースシャトルの中を連想してしまいました。

CTスキャンは何度か経験しましたが、つい最近の首のCTスキャンは点滴をしながらでした。注入口は腕なのですが、そこから液を首のところに流して調べるのだそうです。アレルギー体質かどうか何度も確かめられたので、アレルギーの人には出来ないのかもと思います。

その液なんですが、「すぐに体がすごく熱くなる。そして最後の方では失禁したような感じがする。それほど熱くなるのだけど、本当に失禁するわけじゃないから焦らないように」と言われました。そして絶対に動かないようにと何度も念を押されました。

失禁もしてないのに、そんな感じがするなんてことがあるんだろうか???と思いましたが、まさにそうでした。私の場合は本当に失禁してしまったんじゃないかって半分本気で心配してしまいました。(笑) 係りの人が言い忘れていたら、パニック起こして起き上がってしまったと思います。人間の体って面白いものですね~。

それからめまいの専門家のところに行き、まず簡単なテスト、一週間ほどあとに精密検査、数日後にその検査に基づいた治療を行いました。

テストの方はどちらもゴーグルをつけて、体を動かされます。そのとき、目をつぶってはいけないと言われるのです。ゴーグルの向こう側から私の瞳の動きを見るのです。めまいというのは、そうやって外から見られるものなのですね。これは結構しんどかったです。ジェットコースターに乗せられている感じがするのです。診察台の上なので、そこまで動かされているわけではないのですが。

一番大変だったのは治療でした。治療もゴーグルを着けてですが、動かす度に耳にジ、ジ、ジ~という音を聴かされます。これも診察台から落ちるのではと思わず叫んでしまったほどのめまいがしましたが、治療そのものが大変というより、その後の48時間が大変でした。

首を10度以上、どの角度にも動かしてはいけないんです。それと治療を行わなかった方の耳を下にして寝なければならないので、寝返りを打てません。この禁止事項のもとで48時間過ごすのは実に大変でした。

昨日の夕方にやっと解禁されましたが、体がふらついています。良くなったのか???

それにしても、今度の事故で生きているだけのありがたさをしみじみ味わいましたが、今度の治療でも、首を動かせること、寝返りを打てることの有難さを思い知りました。寝返り打てないと身体ってすごく痛くなるものなんですね~。

小さな小さな、何でもないようなことの中に、こんなに沢山有難いことがあるものなんですね。普通の何でもないことが、何でもなく出来るというのは、どんなに有難いことか、、、。いやはや、、。

by bs2005 | 2007-05-18 00:06 | あわや日誌  

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