回復への祈り

汗がどっと出たのに、その後の回復が一気に行かないことに苛立ち始めていた私ですが、それがいかに贅沢で下らないちっぽけな悩みかと痛烈に感じさせる記事を見ました。sarasa-reisiaさんのブログでの洪水の記事「あなたの大切なもの」です。既にご覧になった方も多いのだと思いますが。



新聞やテレビで見るのとは全く違うインパクトがブログにはあるなぁとつくづく感じました。本当に身近な事として、その痛みが生身の痛みとして感じるのです。同じような写真や画面を他の媒体で見たときとは比べ物にならない現実感があります。

いろいろな折にブログは普通の人をつなぐ武器になるだろう。それが大きく機能して行けば、平和と共生の大きい力になるだろうと思って来ましたが、改めてそれを実感しました。

2002年にも大水害があって、私はその時もジャカルタにいました。でも、今回の被害は2002年の数倍の規模だと思います。

そしてここ数日、私の周りだけでも何人もの人が亡くなりました。水害で亡くなったのではなく、ろうそくの火がふっと消えていくような、そんな亡くなり方でした。人は希望を失ったときに、生きる力を失うのではないかと悲しい思いで知らせを聞きました。

辛くても手を取り合って、体を寄せ合って、生き抜かなければならないと思います。
(sarasa-reisiaさんのコメント・レスより)


新聞、テレビなどで洪水と聞くと、遠い国だと特に「また洪水か」という麻痺した感覚でテレビの中の遠い世界の話になってしまい、一つ一つの固有のインパクトが伝わって来ませんが、以前の大洪水の更に数倍の規模、sarasa-reisiaさんの周りだけでも何人もの人が亡くなったということに改めて衝撃を受けました。

基本的に日本人の駐在の人は、人災面でも天災面でも出来るだけ安全なところを選んで生活していますので、その国がかなりの被害を受けても駐在員の周りは大丈夫ということの方が多いですが、sarasa-reisiaさんの周りでもそれだけということは、いかに被害が大きいかということだと思います。

sarasa-reisiaさんは同時に、こういう災害にあっても打ちひしがれない、笑顔を忘れないインドネシアの人々の素晴らしさも伝えています。

私もアメリカに来たばかりの頃、災害で避難所に集まった人達が家を失っているような人でも、明るく元気なのに驚いたことがあります。全然日本の避難所の雰囲気とは違っていました。それがあのニューオリンズの災害の時は、人々が本当にせっぱつまった表情だったのに胸をつかれました。あそこまで絶望した表情はなかなか見せないものだからです。

新聞やテレビでは伝えられないものをブログでは伝えられるのだと改めて実感して、本当に有り難く思いました。上記の記事をまだ読まれていない方は是非ご覧になってください。地球の裏にも私達と変わらない人々が生き、ある時は悲しみ、ある時は喜びながら生きていることの大切さを改めて生々しく感じるとともに、地球上の普通の人々の暮らしが平穏なものであることを心から祈らずにはいられなくなる記事です。

新聞等では洪水の直接の被害の死者数しか出ません。それもあって、2002年の数倍というような大きいものとは感じていませんでしたが、災害の後にこういう形でろうそくの火が消えていくように亡くなる方が多いこと、希望や気力を失ってという事を知って、また胸をつまされます。

災害続きのインドネシアですが、一日も早い復興と心から安心した笑顔に戻れますことを心をこめて祈ります。そしてその全世界の祈りがインドネシアに届きますように。祈る人が多ければ多いほど、それは実現の力になるのだそうです。そういう大きい力になりますように。

補記:アメリカ在住の方は在米インドネシア大使館のページをとりあえず、ご参考までに。呆れる程、今回の洪水のことに触れていませんけど。普通の人々の痛みに鈍感なのはどこの政府も似たようなものなんでしょうか。直接に今回の洪水被害への寄付のルートを只今調査中です。こちらのウエブはメールも送信できません。Red Crossも前回の津波のときのような特別な募金は設定していないようですね。

追記:出来ればこういう募金は被害者に直接届く形を望むのが人情ですよね。インドネシアの人だけを特別扱いするわけではありませんが、折々に直接にと思ってしまいます。赤十字等の大きい組織だと、そう思ってもなかなかそうは行かないので、探して見ました。何と!すぐ近くにHidaya Foundation というのがありました。オンラインでクレジットでも出来るのですが、よく知らない組織なので、風邪が完治したら出かけて直接確かめてチェックを渡そうと思っています。テレビ局や新聞でも活動を取り上げられているようですし、パキスタン政府からSitara-i-Eisaarという賞ももらっているようなので、まあ大丈夫のようではあるのですが、やはりこの眼で、、(笑)
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by bs2005 | 2007-02-17 01:30 | TON同盟  

<< I will shoot him. Excuse me!!! >>