アメリカを変えて行けるのは誰か

アメリカは芯の芯から、自分達を正義の国と思っている。建国の歴史からだろう。



自由と民主主義を守るのは、自分達の使命だと思っている。それに反する動きは爆撃によってその国の多くの民衆が命を失っても、自分達の国の若い人々が沢山、その戦争の中で死んでも、払わなければならない犠牲だと思っている。

その使命を与えられた国が核を持つことは正義の為だから良いけれど、その使命を持たない国、あるいはその使命に逆らう国が核を持つことは許してはならない悪だと思っている。

基本はこれだから、民主党だろうが共和党だろうが、誰が大統領になろうが、最後の選択は同じになる。この思い込みの壁は山よりも強固で、岩よりも強靭だ。たとえイラクから撤退しても、第二、第三のイラクが再び起きるのは必至だ。

この思い込みがある限り、アメリカの世界戦略が変わることはないだろう。この思い込み自体に疑問を挟んで、そこから国民に語り掛ける大統領が出たら別かもしれないけど、そこに行くまでに、アメリカは無数の民衆を殺し続け、無数のアメリカ人を失わなければならないだろう。

アメリカを変える、それは誰にも出来ない。アメリカを変える可能性を持つのはアメリカ自身が気づくときだけだ。出来ることは、アメリカに気付きを与えて行くことだけだろう。日本はその重要な鍵を握っている。

同盟国の中で、違うやり方を率先して実践できる根拠と力を持っているのは日本だけだ。他の国は宗教的に或いは政治的に偏っていたり、内乱を抱えていたり、貧しかったり、等々の様々な理由で、根拠と力の両方は持っていない。両方ともか、どちらかに欠けている。

日本がアメリカとは一線を画した外交政策を取る。同盟国としての友情に立った批判なり忠告なりをする。日本独自の外交政策を成功させていく。アメリカ以外のやりかたでも大丈夫なんだ、自由と民主主義は違う形でも実現できるのだ、その方が平和をもたらして行くのだということを見せて行く。

世界がそういうことをアメリカに見せて行く。そういうことで初めてアメリカは気づくのだと思う。

真の友人は、迎合し同調するのみの存在ではない。違う道があれば、さりげなくそれを見せていく。間違っているときにはノーと言える。それが真の友人の筈だ。同盟国と言っても違うありかたがある筈だ。

同盟国が交戦状態になったときは、応援に行けるように集団防衛を考えている。それが対等な同盟関係だという安倍総理、アメリカのような、その思い込みに駆られて、簡単にかつ頻繁に色々な国と交戦状態に入る国を応援に行く?!

日本もアメリカもぼろぼろになるだけの道だ。何て貧しい同盟国のイメージだろうか。何て悲惨な対等だろうか。そんな国がどうして「美しい国」でありえようか。
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by bs2005 | 2007-02-03 01:04 | TON同盟  

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