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子供の絵の読み方

以前に「あいまいだけど大切な何か」をご紹介した色彩心理研究家・末永蒼生さんの記事、興味深く読みました。ここで出てくるAさんが、この方にセカンド・オピニオンを求めて本当に良かったと思いました。専門家の言うことを鵜呑みにするべきでないというもう一つの例でもありますね。

追記:たまたま今日(8-1-2008:日本時間)、この記事で紹介した記事の二つとも既に消されていたことを知りました。うろ覚えながら、解説を加えます。(汗)

「あいまいだけど大切な何か」というのは、末永さんが、最近の学校では受験に関係ない科目は押しやられてしまっている。親の方も、それに流されている。でも、偏差値や数字で測れない曖昧なものの中に人間として大事なもの、成長に大事なものがあるということを忘れてはならないのではという警鐘を打つ内容だったと思います。

また、二つ目の記事は、あるお母さんが心理学の専門家に、あなたのお子さんの描く絵は歪んでいる。家庭に問題があるのではと言われた。でも、心当たりがない。そんなにうちの子供は歪んでいるのか、自分が見落としているものがあるのかと不安になって悩んでいると末永さんに相談に来たのです。

そのお子さんの絵は常識的に考えると確かにそんな傾向が感じられるものでした。「黒いサンタ」の話は、子供に訊いてみれば簡単に分かるような理由でしたが、それよりはもっと深層のもので、末永さんでなければ解明できなかったのではと思ったことを覚えています。

でも、末永さんはじっくり、その絵と子供さんに向き合い、歪んでいるどころか、すごく想像豊かな子供さんであることを誰の眼にも明らかな論理で解明します。具体的には忘れてしまったのですが(汗)、そこには末永さんの子供への愛、子供と同じ目線、豊かな感性が感じられて感動して書いた記事でした。

わかりにくい解説(解説と言えるのか???)ですが、末永さんの子供の絵の見方は杓子定規ではなく、本当に愛情豊かなものです。興味ある方は是非、彼の業績に直接当たってみてください。

by bs2005 | 2006-12-21 03:12 | 忙中閑の果実  

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