核シェルター付きマンションに見た平和ぼけ

先日ニュースで核シェルターのついた賃貸しマンションが群馬県に出来たというのを見た。北朝鮮の核実験以来、個人でも核シェルターの設置の問い合わせがメーカーに増えてきているという。



平和ボケといわれた日本も遂に対岸の火事とは思えなくなってきているのかもしれない。自分のこととして考える方向が出てきたのは良いことだと思う。核武装に比べたら遥かに核シェルターの方が現実的で有効性があるとも思うので、それ自体に意義はない。北朝鮮でなくてもテロによる核攻撃はあり得る。特に日本とアメリカの軍事関係が今より更に強力なものになった場合は。

永世中立国のスイスでは核シェルターの普及率は非常に高く、90%とも100%とも言われている。集合施設は法律で義務付けられているそうだから、正確な普及率はともかく、かなり当たり前に存在するものであるのは間違いないだろう。

アメリカでも富豪は核シェルターを設備している人が少なくないと聞いている。政府の機関も、そういうシェルターを持っていることは充分考えられる。日本の中で核シェルターを考える人は平和ボケからは一歩抜けているように一見見える。

しかし、例えばアメリカでは自分が核シェルターを設置しているかどうかは、トップシークレットだ。何故かと言えば、もしそれが必要になったとき、大群集が押し寄せてくる。入れろ、入れられないと流血の事態になりかねない。だから、人には絶対言えない。どこからかその秘密が漏れ、無理やり入ろうとして来る人達が来た場合の為に、銃等で武装準備もしていると聞く。

確かに実際に核攻撃を受けたとき、シェルターがろくにない国の中でそこにシェルターがあるとなったら、逃げ場を求めた必死の人々が押し寄せ、血みどろの騒ぎを引き起こすだろう。武装でしか自衛できないかもしれない。それに比べて、日本はニュースで「ここにあります」と大宣伝している。これが実際に必要になったときのことをまるっきり想定していない。改めて日本の平和ぼけの深刻さを思ってしまった。
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by bs2005 | 2006-11-30 01:29 | TON同盟  

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