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スタジオパークで学ぶ人生

スタジオパークって大好きな番組です。色々な人の素顔の魅力に触れられ、またその人生経験の中から自分の言葉で語る魅力がたまりません。今日のゲストはこの人かぁ、、なんて軽く失望した人が素晴らしいことを伝えてくれたりする意外性も嬉しく、日本を離れて長いので名前も知らなかったような新しい人も結構居ますが、その未知だった人間的魅力に圧倒されるのもまた楽しいです。

最近のでは小柳ルミ子さん、西城秀樹さんの言葉が印象的でした。



落ち込んだときはどうするかと訊かれて、「落ち込むことってないんです、私」と答えた小柳ルミ子さん。そこまではそう意外ではなかったんです。彼女、ケロリと強そうですものね。

その後の言葉が意外でした。「うまく行かないのが人生でしょ?うまく行かなくて当たり前と思っているんで、何かがうまく行かなくてもゼ~ンゼン落ち込んだりしません。良い挑戦の機会が与えられたってファイトが沸きます。」

脳梗塞の後の症状として鬱病になった西城さん、見ていた人からの質問で、友人が秀樹さんのように大変な病気にかかったのだが、友としてどう接したら良いのかと訊かれて、、。

「頑張って」とか「大丈夫だよ。」と言うのは絶対にやめてくださいと言いました。言われても辛いし、あんたに何が分るという気分になってしまうからと、、。そこまではよく聞く話ですよね。それから彼はこう言いました。

嬉しかったのは、「ゆっくり、ゆっくり治せば良いよ。」「俺も一緒にやるよ。」と言ってくれた言葉だそうです。こう言われて辛かったとか、こう言うべきでないという話はよく聞きますがー勿論、それはそれで知っておくべきことですがー、こういう言葉が嬉しかったというのを聞くのは、私にとってはとても新鮮でした。本人が自分の言葉で語る番組だからこそ聞ける言葉だと思います。(「徹子の部屋」もそうですね。テレビジャパンでは見られないのが残念!)

勿論、どんな言葉でも、そこに本当の真心がないと伝わりませんし、個人差もあり、受け止め方も千差万別ですから、マニュアルのようにそう言えば良いのだという受け止め方はするべきでないと思いますが、そういう気持ちを伝えてもらうのは、人生を改めて学ばせてもらう感じがしました。

言葉や考え方としては新しいものでなくても、それが血肉となっている人の肉声で語られると、改めて感動したり、初めてストンと胸に落ちたり、、、。大抵の場合、スタジオパークに出演した後、急にその人のにわかファンになってしまう私です。

by bs2005 | 2006-11-10 12:02 | 忙中閑の果実  

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