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Good question!

アメリカで何かの授業を受けると、先生の講義の真っ最中に質問するのは珍しくない。発言をさえぎる形で、しかも日本人の感覚から言うと、ただの準備不足とか実に下らない質問だったり、授業の流れを妨げるような感じの質問も珍しくない。意見もどんどん言うけど、時間の無駄のようなのもある。正直言って、こちらの方がイライラするときもある。だけど、アメリカ人の間では先生も生徒も全然気にしている風もない。





日本だと、こんな馬鹿な質問して良いのかなとか、授業の流れを止めてまでする質問かなとひるんでしまうことが結構多いし、そういう中で質問すると、「空気を読めないヤツ」という冷ややかな雰囲気にまでなることもある。アメリカでは日本と比べると、それが極端に少ない。逆に質問も意見も言わないでクラスにいると、頭悪いんだろうなぁという眼で見られる。

相手のフィードバックはどのようなものであれ、いつも歓迎し、受け止める、少なくてもそういう態度であるべきだという共通の認識があるように思う。そのせいか、この言葉を普通の会話の中でもよく聞く。確かに良い質問と思うときもあるけど、それほど良い質問と思えないときでも、そう言うのをよく聞く。

最初は何となくちょっと不思議な感覚で聞いていた言葉なのだけど、最近気づいてみると、この言葉を好きな自分が居る。言ってもらうのも言ってあげるのも。人間関係を和ませる言葉のように思うし、何かを論じるというときの日本人とアメリカ人の根本的態度の違いのようなものを感じる。

by bs2005 | 2006-11-01 11:15 | こんな英語表現  

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