感謝の心のない人

想像力のない人間に感謝を期待するのは無駄だ、と誰かが言っていた。感謝するという能力には非常な知性を必要とするのだと。その通りだと思う。





同時に、感謝を知らない人は不幸だ。本当の幸福は、感謝する気持ちから、そこからのみ生まれる。他に幸せを生む場所は宇宙の何処にもない。だから感謝を知らない人が本当に幸せになれることはない。

こちらの好意に相手がちっとも応えてくれないとき、がっかりするのは人情だけど、憐れむべきは、気持ちに応えてもらえない方ではなく、そういう想像力と知性に欠け、幸せになれない方だ。

こちらの好意がひとりよがりのものでないかどうか、充分に反省・検討した後は、サッパリ忘れることだ。そういう気の毒な人だと思えば、腹もそう立たなくなる。

そして、好意に好意がいつも返ってくると期待する、誰にもありがちな癖は早めに卒業した方が良い。自分が何かをしてあげたことは、可能な限り素早く忘れる癖を引き換えに身に付けることだ。

してもらったことは忘れない。してあげたことは直ちに忘れる。この両方が出来るということが、本当の意味での感謝の心を持つということだ。してあげたら、それが出来たことに感謝し、誰に何をしたかは忘れる。

してもらったことに感謝するのは、そこそこの知性と想像力があれば出来る。そこそこのものさえ持てない気の毒な人達は別として、そう大したレベルではない。してあげられたということにも感謝できる能力は、もっともっと上の知性を要求しているのだと思う。そこまでの知性を身に付けて初めて感謝の能力を身に付けたと言えるのだろう。

言うほど簡単なことでは断じてない(汗)。死ぬまでにどこまで身に付けられるか、、一生途上に居るのだと思う。
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by bs2005 | 2006-10-14 00:39 | 異論・曲論  

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