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「アメリカだなぁ~!」と思った今朝の会話

今朝、アメリカ人3人とテニスをした。彼らはアメリカの基準で言えば、中流(の上?)に属する人達だ。ごく普通の住宅地の中の、こちらではごく普通の家で、こちらではごく普通の暮らしをしている。




その一人が、2週間ほど旅行をしていたという。行き先は西部の11都市といくつかの国立公園だった。日本ではそう知られていない国立公園ばかりだったけど、どれもこちらでは有名で、私もかねてから行きたいと思っている所ばかりだった。素晴らしかったそうだ。今の時期、そうだろう、そうだろうと皆で頷いて聞いていた。

でも、かなりハードスケジュールと思われたので、一人が疲れたでしょと言ったら、そうでもないと答え、飛行機で回ったからという。夫が操縦していて、自分は乗っていただけだからと。

私は驚いて自家用飛行機持っているの?と聞いたら、こともなげに「そう。」と答える。あとの二人は彼女が自家用飛行機を持っていたことは知らなかったようだけど、「あ、そう。」という感じ。

重ねて「ご主人は何年位の操縦経験があるの?」と聞いたら、彼の実家はカンサスの農場で、実家の父親が農場を飛ぶ為の飛行機を持っていたから、もうその頃から操縦しているという。

ひえ~っと思っている私をよそにあとの二人は、相変わらず驚いた風もない。もっと驚いたことに、もう一人の人が「うちの息子も飛行機持っていたのよ。レイオフされたときに売ってしまったけど、それまではもうあっちこっち飛び回っていたわ。」という。そしてそれを聞きながら、あとの二人は同じく何でもないことのような顔をしている。

その内、その二人はそれぞれの飛行機の機種について、家にある冷蔵庫の機種を語るような、何でもない感じで質問したり答えたりしていた。こんな会話、日本の中流階級では絶対ない会話だと思う。

自家用飛行機、自家用ジェットなどと聞いても今更驚かないけど、彼らがごく普通の暮らしをしている人達だったので驚いた。同じ中流と言っても、やはりアメリカのそれはスケールが違うと改めて思った。

by bs2005 | 2006-09-12 09:18 | 日米雑記  

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