理想の女性

『チャングムの誓い』に出てくるチャンドクという女性。見る度にすかっとする。天晴れ、天晴れと言いたくなる。チャングムがチェジュ島に追放されたとき、出会う医女。チャングムに医療を手ほどきする女性だが、うわべは決して優しくない。辛らつで憎々しいくらいだ。

失意のどん底にいたチャングムは、この女性に対する「何くそ」という気持ちから、再起する。

見ていると、いつも不敵な笑いを浮かべて堂々としている。人によく思われようというようなところが全然ない。愛想も全然言わない。優しい言葉をかけるのも見たことがない。男に色目を使うなんてことは、意識のどこにもない。ふてぶてしいまでだ。

泣いたり、おろおろしているところなんて見たこともない。可憐で楚々として頼りなげで放っておけない、なんてところがみじんも無い。女を売りにするような姿勢が一切ない。おばさんには珍しくないけど、若い女性には珍しい位、可愛げないし、優しげでない。

それでも、人が皆逃げ出す疫病の村に、チャングムや村の人を助けようとやってくる。いざというときは、さらりとさりげなく、普通の人ができないようなことを、まるで何でもないことのようにやってのける。いつも肝心なときには、チャングムの支えになる。こんなに頼りになる頼もしい女性は居ない。本当の強さを持っている。かっこいいのだ。

いつも出てくる度に嬉しくなる。特別な美人ではないけど、その背筋のぴんとした、自分への適正な自信にみちた顔は見ていると美しく輝いてみえてくる。ああいう女性が良い!ああいう女性になりたいものだ。ふてぶてしさだけは、負けないんだけどなぁ、、。
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by bs2005 | 2006-04-10 00:01 | 異論・曲論  

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