Thank you for sharing.
2006年 02月 14日
今日は午後お医者さんの所に行き、先日の検査結果についての話を聞く日なので、いつもなら月曜日の午前中はテニスに出かけているのだが、家でのんびりしていた。するとある日本人の友人から電話が掛かってきた。
私は女性には珍しいタイプだと思うけど、電話を気持ちの交流の手段に使うのが好きでない。原則的にそれ以外の手段に頼る。勿論、例外の時もあるが、、。それで、忙しい友人との交流はあまりマメなものにならない。彼女とは古い付き合いなのに、彼女がフルタイムで働き始めてからは年に一、二度彼女から電話が掛かってくる程度だった。会うのは、もっと間が空いてしまう感じ。
それで今度も本当に久し振りの電話で、何事かと思ったら、愛犬が昨夜死んだのだという。本来は今日が手術の日。元気にしていたのに、昨日急変して手術の日を待たずに死んでしまった。勤めに出る気力が出ずに家に居るという。
電話でかなり長い間話を聞いて、じゃあねとお互いに別れの言葉を交わしている時に、ずいぶん会っていないよねという話になり、急遽ランチを食べにいこうということになる。彼女は食欲もないというので、軽く食べられる所で待ち合わせた。
既にずいぶん長い間話したので、話すことが残っているかと心配したけれど、実際に会ったら、あっという間の2時間だった。お医者さんに行く時間にならなければ、何時間になったか分からない。
決して楽ではなかった生活の中で、慰め、支え、苦労を共にしてくれた愛犬。彼女の一家の暮らしがやっと上向きになり、これからという兆しが見えた矢先のその死。語る彼女の目には涙が浮かぶ。慰めるこちらも涙が出てくる。
そんな話をして、私の方も、心に引っかかっていたことで、古い事情を知る人でなければわからない話をふと彼女に話す。古い付き合いだけに、簡単にちょっと話すだけで、私の気持ちを100%分かってくれた。それで私も楽になれた。
滅多に会わない友人だけど、会えば彼女もいつも本音で話す人なので、距離を感じない。会うということは、やはり電話では代えられない。彼女の方も、別れる時には大分落ち着いた顔になっていた。
何が解決したわけでもない。何が進展したわけでもない。でも、お互いの心にあるものを分かち合って、今はすごく落ち着いた幸せな気持ち。しょっちゅう会う友ではないけど、こんな付き合いも良いものだなとしみじみ思う。Thank you for sharing!
by bs2005 | 2006-02-14 10:05 | こんな英語表現