言葉の表面
2006年 02月 10日
逆に、言葉は立派で優しくても全然伝わらない場合もある。言葉というのは、まことに微妙な生き物だ。
そして、思っていることと全然違ったり、思ってもいない言葉が飛び出してしまったり、力づけてあげようと力めば力むほど、空回りして、相手を傷つけたり、傷つけられたり。
言葉というものは軽々に扱うものではないと思い知ることは少なくない。
だけど、皆が皆、言葉を上手に操れるものでもない。いつもぴったりの言葉を言えるわけでもない。人間は皆しくじるものだ。
言葉の表面で、怒ったり、傷ついたりしないように。一時的にはそうなっても、言葉の表面にあまり囚われずに、その言葉の奥にある心に耳を傾けて、心を受け止める努力も必要なんだろうなぁと思うようになってから、前よりは怒りんぼうじゃなくなった。
言葉は大事なものだけど、あまりその表面に振り回されてもいけない。
by bs2005 | 2006-02-10 00:42 | 徒然の瞑想