ふつうの人のうた
2006年 01月 25日
(日経新聞 H17.12.4 『歌壇』平塚 梅田あや乃)
経験がないと書けない歌というのは、こういうのでしょうね。こう自分に言い聞かせている作者の切なさが、胸にずしりと迫ってくる感じでした。「心の鏡はいつも曇り一つ無いように」なんて、ここで言うのは、介護の経験もなく、何も分かっていない人でしょう。
綺麗ごとでは生きていけない、「心の鏡を曇らせて」、「ただ淡々と」生きて行くより他ない時というのが、人生の局面ではありますよね。この方、一生懸命ひたすらに、介護されておられるのでしょうね。頑張って欲しいです。
by bs2005 | 2006-01-25 09:04 | 忙中閑の果実