子供を守る

アメリカでは、12歳未満の子供を子供だけにする事は、法律で禁止されている。家に置いて出ることも禁止されていて、見つかったら処罰される。だから、家の外でも、12歳未満の子供が子供だけで歩いている姿を見かけない。必ず12歳以上の人間に同伴されている。12歳未満の子供だけの姿を見たら、たとえ一人でなくても、異常事態と感じる。

最近の日本での、子供が犠牲になる事件の多発を見ていると、残念なことではあるけれど、日本もそういう法律を導入した方が、良い時期に来ているのかも知れない。ベビーシッターなどが一般化していない所では、難しいことではあるのだろうけど、幼い子供を子供だけにすることは、もう出来ない社会になって来つつあるのかもしれない。

無防備であるという意味では、日本の方が、子供にとって危ないようにも見える。

追記:シリコンバレーにはそういう法律は存在しないというご指摘を受けました。私の回りの子供の居るアメリカ人からは、例外なく、このように聞いていたので、あえて調べる必要も感じていませんでしたが、これは多くのアメリカ人も誤解していることなのかもしれません。詳しくは、ご指摘くださった方の教えてくださったサイトをご覧ください。
ご指摘の方からの参照記事

ただ、カリフォルニアでは決まっていませんが、メリーランドでは13歳未満、イリノイでは14才未満と法律で定められているようです。(詳しくはstate laws) 州によって違うので、「アメリカでは」という書き方は、明らかに誤りでした。

また、イギリスやオーストラリアでは、年齢は具体的に法律で定められていませんが、何かあった時には、子供だけにしておいたということで告訴されることが有り得ると明記されているようです。また、イギリスでは目安を12才未満の子供としているようです。(イギリス,オーストラリア)

また、 The National SAFE KIDS Campaign は12才未満の子供を一人で放置しないようにと呼びかけています。一人にしてもまあ、大丈夫だろうという目安は、大体のアメリカ人の感覚では、12、3才となっているようです。

多くの州で、特定の年齢が定められていないのは、子供により成熟度の個人差があることによることが大きく、線切りが難しいからのようで、特定の年齢が定められていなくても、親の虐待、neglect は処罰される行為であることは間違いないことで、幼い子が危険な目にあうと予測される状況で放置し、現にそうなった時は、その法律が適用されます。逆に年齢の特定がない分、その子供の成熟の個人差により、13才以上でも、その子が一人きりで処理できない状況が起り得る時に、放置すると、罰せられる可能性があるということになります。

アメリカ人の多くの親が、12歳未満の子に、ベビーシッターを付けるのは、12歳未満というガイドラインを提示している組織が多いから、12才未満の子を大人の監督なしの状態にして何かあった時に、neglect として認定される可能性が大であることを恐れるからと思われます。勿論、一番には何かあった時のことを恐れるからだと思いますが。

要するに、特定年齢はともかく、親が子供を保護する義務と罰則に関しては、日本よりアメリカ、イギリス等の国は、はるかに厳しいと私は思います。親の自覚を見ていても、本質的にそういう態度があります。これはひとえに、日本がそういう国よりかつては安全だったからですが、もうそういう安全な時代は終っているのではないか?

それが法律で定められるべきであるかどうかという事よりも、子供を子供だけにしないように細心の注意と努力を払っている外国の親を、日本の親も見習うべき時代が、来ているのではないかということがこの記事の本意で、それに関しては訂正するつもりはありません。
[PR]

by bs2005 | 2005-11-28 10:00 | 異論・曲論  

<< 私の夢 ハープ >>