靖国参拝

首相の靖国参拝に、アジア諸国が批判をするのは、内政干渉だと思う。思うけど、真っ先に、問題にすべきなのは、日本人であるべきではないのだろうか。山本七平さんの『日本はなぜ負けるのか』を読んで、そう思うようになった。




あの本は、日本人必読の本だ。中学、高校の段階で必読にすべき本だ。そうしなければ、日本は、芯から、どんどん腐って行ってしまうように感じる。

始めたこと自体が、大きな間違いだった戦争。あの頃の国際状況の中で追い込まれて、踏み切った面は確かにある。始めた過ちを万歩譲って許しても、勝ち目の全くないと分かっていながら、戦争続行を強行し、多くの日本人を、文字どおりの死線に、分かっていて、送り込んだ支配層と、その被害者とが同じ靖国に奉られて良い筈がない。

戦争への反省と、二度と起こさない決意が本物ならば、首相が靖国にそのまま参拝して良い訳がない。別の慰霊碑がとっくの昔に出来ているべきだった。参拝に反対する声が、日本の中より、アジアの方が大きいという事の方が問題だと思う。

私達日本人は、あの戦争を、真の意味では、全然反省出来ていないのかもしれない。あの戦争を止められなかった自分達の問題として向き合う事が、60年経った今も、全然出来ていないのかもしれない。山本七平さんの本は、そんな事を痛感させられる。
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by bs2005 | 2005-10-24 22:36 | 異論・曲論  

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