異常な毎日新聞の姿勢

8月21-28日号(サンデー毎日)
◆ 「舞台は回る」「小泉政権1500日」ニッポンをここまで破壊したのはあなただ

衆院選:山梨も分裂決定 前議員に“刺客”

解散ネーミング:3識者は「変人、イジイジ、だだっ子…」

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以上は皆、毎日新聞社の見出しである。何とひどい見出しだろう。完全に反対派の立場と同一である。プロパガンダの手先に堕している。見せかけの中立性すらここにはない。見出しだけセンセーショナルかというと、それですらない。「刺客」という記事は読むことが出来たが、中味はもっとひどかった。

選挙の理念からすれば、その選挙区に既存の候補者に異を唱える人間を候補者として立てるのは、むしろ義務でもある位なのに、最初から最後まで「刺客」である。選挙の基本すら無視している。小学校の社会科の教科書をもう一度勉強したらどうかと言いたい。分かっていてわざとこんな事を書いているのは見え見えだけど、恥というものはないのだろうか。

民主主義の基盤である選挙、その候補者を刺客と呼ぶなどと言うことが、仮にも民主主義の中で許されて良いものだろうか。自分の選挙地盤にすがりつく情けない政治家の戯言としてだって許されるものではないが、言論人がそんな言葉を自ら使って許されるものだろうか。その有害性を理解できない程、堕落しているのだろうか。

「刺客」という言葉の選択には、明らかに、亀井氏の悪意を込めた選挙に対する冒涜がある。プロパガンダとして用いられている言葉だ。それを無批判に深い考えもなしに使っているだけだと百歩譲っても、その言葉に関する感性は著しく鈍化したものであり、言葉のプロとしては全く失格だと思う。素人が面白がって使うレベルと自らは、峻別しなければいけない筈だ。

賛成派である必要はない。賛成派が100%正しいわけもない。批判は大いに結構だ。しかし、せめて、公共の言論機関としての中立性を保てないのか。見せかけだけでも、ポーズだけでも出来ないのか。この破廉恥は何なのだろう?他の報道機関は腑抜けで情けなくはあるけど、ここまでひどくない。

反対派の言い分ばかり大きく取り上げて、賛成派のを載せなかったり、ご都合主義的に肝心な所は省略したり、、というのはある。それでも、最近は国民の小泉政権支持はむしろ上昇していると分かって、慌てて少し軌道修正して、前より賛成派の言い分も載せるようになって来ているようだ。

そんな時に「毎日」は、賛成派の反論を無視したままで、反対派の言葉を載せて、自分の主張をそれとなくするというレベルさえ保てない。反対派の先頭を切って、こんなに一方的な論理ならぬ論を振り撒いている。低劣で悪質なプロパガンダそのもの。反対であっても結構だ。それこそ言論の自由だ。ただ、まともな論理で正々堂々とやってもらいたい。がっぷり四つに組んでもらいたい。背後から撃つような卑怯な真似はやめてもらいたい。

毎日新聞の記者の良心はもう存在しないのか。まともな批判能力がなくても、情けない格好だけの中立だけでも、体裁だけでも守ろうとする言論人としての最低の誇りはないのか。言論人としての良心と誇りを持った記者はもうただの一人も、「毎日」の中に居ないのだろうか。あまりにも醜悪で情けない姿だ。
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by bs2005 | 2005-08-16 00:19 | 異論・曲論  

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