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「土地が神聖なのではない。人の命が神聖なのだ。」

これはガザの撤退を支持し、撤退にあたるイスラエル兵士を支援してきたイスラエルの有名なコメディアン(名前も聞いたのですが、いつものように忘れました、、)の言葉です。

彼は、イスラエルとパレスチナの平和の為には、イスラエルのガザからの撤退が不可避だと、主張し続けて来た人だそうで、パレスチナの過激派によって息子さんを殺された後も、その主張を変えることなく撤退を支持し続けて来たのだそうです。

いよいよ撤退が迫った時に、彼が言ったこの言葉の崇高さに打たれます。イスラム圏とアメリカの対立、その歪んだ形でのテロは、根を探っていけば、イスラエル寄りの姿勢をアメリカが取り続けていたことにある事は、否応のない事実だと思います。この対立をいかに超えて行くかに世界の平和が大きく掛かっていることも。

人類共存の思想を創り出して行かなければ、人類の明日をも危ぶまれる時代の中で、イスラエル人、しかもパレスチナ勢力によって最愛の息子を殺された人から、こういう言葉が出される事の重さを皆が受け止めて行きたいものです。

今回の撤退が平和への力強い一歩となる事を切に祈ります。この人の殺された息子さんの為にも、双方の国の膨大な犠牲者達の為にも。

by bs2005 | 2005-08-14 07:26 | TON同盟  

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