菅おろしは電力業界の陰謀?

相変わらず被災地そっちのけの政争、日本で一番低レベルのものは政治だなと改めて痛感します。

そして一番分からないのは菅おろし。菅さんが後手、後手の不手際であったことは、誰の眼にも明らかだし、原発問題を正しく処理してきたかは、20ミリシーベルト問題を初めとして大いに疑問です。でも、他の人が同じ立場に居ても、似たようなものだったのではないでしょうか。前代未聞の大天災と大人災が同時に起きた状態で、誰がまともに出来たでしょうか。

それだけでなく、有効な対案を提示できた政治家が他に居たでしょうか?菅さんが辞めて実際にこの人ならと思えるような人も居ず、居ないのみならず、誰も推薦すら出来ず、その後の展望を提示出来ない状態で、何故、「とにかくおろすこと先ずありき」という感じになっているのでしょうか。具体性がどこにも見当たりません。

経団連の有力なメンバーである電力業界、マスコミにも強力な影響力を持ってきた電力業界、長年与党として君臨してきた自民党と強力に連携し、核武装を本音とした原発推進に加担してきた電力業界、この業界が菅おろしの黒幕ではないかと私には思えてなりません。

浜岡原発を停止し、再生可能エネルギーの推進、買取りに進もうとしていること、発電、送電の分離を行おうとしていること、どれを取っても、菅さんが今やろうとしていることは、電力業界にとっては、どんな手段を駆使しても止めたいことでしょう。彼らが音頭をとって根回ししているからこその菅おろしなのではないでしょうか。

何の具体性も無いのに、ただおろすことのみが語られ、先行していることに大きな疑問を抱きます。

今回の災害対応で一番問題なのは、日本には「非常事態宣言」をする法律的根拠が無いことだと思います。アメリカならば大統領なり知事なりが、こうした災害にはただちに〔非常事態宣言」を発し、平常時とは違う迅速な処理がされます。まず法律を通してからなどということを一々やっているから、こんなに後手、後手なのだと思います。

菅さんのせいばかりではないと思うし、繰り返しますが誰がやっても同じで、それどころか谷垣さんや石原さんならもっと駄目だったでしょう。坊ちゃん政治家鳩山さんや利権に聡い小沢さんは言うまでもなく、、。

菅さんには大いに不満がありますが、それがおろす根拠にはならないと思います。被災地の対応が遅れているのを菅さんが下りないせいのようにただ煽っているだけのマスコミも電力業界とグルなのではないかとさえ思ってしまいます。どう考えても今は、首相おろしなどやっている場合じゃない筈で、被災地の対応が遅れているのはそのせいとしか思えません。

今、菅さんがおりることによって得られるものと失うものを天秤にかけると、日本の庶民にとっては失うものの方がはるかに大きいように思えて、私は電力業界への怒りを禁じ得ません。
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by bs2005 | 2011-06-24 03:40 | 異論・曲論  

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