「何かを成し遂げるのに特別である必要はない。」
2010年 05月 17日
出発したと聞いた時は少し無謀な感じもしたし、そういう批判もあったようだけど、無事、成し遂げた彼女の言葉を聞いて、「娘は肉体的にも精神的にも充分成熟している」と彼女を送り出した両親の気持ちが分かったような気がした。
その彼女の言葉
わたしは普通の女の子。何かを成し遂げるのに特別である必要はない。
夢を持ってそれを信じ、一生懸命努力すること。
アメリカに居るとスペシャルという言葉をよく聞く。「あなたはスペシャルな存在なのだ。だから自信を持て」という具合に。それも一つの考え方で、人より優れたとか、そういう意味ではなく、かけがえの無い存在なのだという意味なら大いに共感できるけれど、往々にして、それが自分だけがスペシャルであるような錯覚で、根拠の無い自信が肥大な大人をしばしば見かけるのも事実だ。
こんな風に普通の存在、特別な存在でないという地平で、自分をきちんと見据えながら、同時に夢に向かってひたすら向かう心意気。こんな風に謙虚さを失わずに自分の力を信じる子どもに育てられた両親に、新鮮な感動と敬意を覚えた。
by bs2005 | 2010-05-17 04:11 | 賛辞のあなた