児玉清さんのダンディさの真髄

前にも<賛辞のあなた>カテゴリーで書いたのだけど、児玉清さんのことは昔は大嫌いだった。今はどの番組で見ても、とても魅力を感じる。自然体で、飄々としたひょうきんさにも自然と顔がほころんでしまう。

ダンディぶりは今も昔も変わらないけれど、今のダンディぶりの底にあるものを今日のスタジオ・パークに出演していた彼に見た。

彼は、自分のヒーローは二人居ると云う。一人は木村拓也、もう一人は今共演している福山雅治。特に福山さんに関しては、「彼こそ現代の龍馬で器が大きく、どんなことでも話せる、全く構えたところのない人で、本当の優しさと男らしさを持った人だ」と、止まらない勢いで色々のエピソードを披露しつつ褒め讃える。司会者も言っていたのだが、自分の息子位の年齢の彼らを褒めることに熱弁を奮って、心底そう思っている様子の彼にむしろ感動した。

児玉さんだって若い頃、今の彼らに負けない位の二枚目として大いにその名を馳せた人だ。僕だって若い頃はと思ってもおかしくはない。そういう時期をくぐり抜けてベテランの領域に辿りついた人だ。先輩としてそっくり返って説教ぽいことを言っていても、そう違和感は持たれないだろう。それなのに、本人には露ほどもそんな意識は無いようで、自分の同業者で、しかも自分より若い彼らに手放しで感服し、それを隠そうとする見栄も嫉妬心も無いようだ。

彼のダンディさは、自分の経歴や経験にあぐらをかかずに、謙虚に無心に相手を認められる本物の心の柔らかさから来ているので、姿かたちから来ているものではないのだな~とますますファンになった。「美しく負ける」のが信条だとも語っていたけれど、その軽やかな美学もダンディさに繋がっているように思う。いつまでも素敵な年の取り方を見せ続けて欲しいものだ。
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by bs2005 | 2009-12-19 06:15 | 忙中閑の果実  

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